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思い出話

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個性の強い周りの人々との面白かった話や、悲しかった話や、日記みたいなもの。
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#思うこと

結局のところ

私は昔から、誰かに認められたいと思って生きてきたところがある。考えてみれば、私が絵を描くようになったのも、「凄い凄い」と家族や友人、先生が認めてくれたからである。

十数年生きてるうちに、「認められたい」がだんだん複雑になってきた。「一人でいてもグループ内で浮かない存在だと認められたい」だの「ハキハキト明るく喋る存在だと認められたい」だの支離滅裂になってきた。元々自己肯定感が低いから、無条件に認め

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過去に囚われて

ラーメンが食べたくて、一人でコンビニにラーメンを買いにやってきた。今日はコンビニのラーメンでいい。そんな気分だった。

ちゃんぽんラーメンか味噌ラーメンかで迷って、結局味噌ラーメンにした。レジに持って行って、自分の番をぼんやりと待つ。

なんか聞き覚えのある声。なんか見覚えのある雰囲気に姿。制服に貼られているネームプレートに、見覚えのある名前。

友達だ。いつの間にか会えなくなって、そのまま卒業し

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