ひろゆき氏『完全無双』(大和書房、2021年)を読んで

 同年代でパリに住んでいる著者の生活は最近羨ましいと思っていた。
 「無料で始められることは、とにかく早いほうがよい。」(同書、52ページ)「著述家が最強」(59ページ)との意見に感銘を受けて、今日からnoteを始めることに。他によくみる「ホリエモンチャンネル」でも、ホリエモンはnoteを毎日書くと言っていた。
 著者の「持っている権利は行使すべき」との意見には頷ける。最近は以前のように皆が我慢するビジネス生活でも社会生活でもなくなり、みんなが声をあげやすい風潮になっていると思う。
 また、著者がフランスに住み始めたころ、役所で手続きしたりインターネットをつないだりするのに苦労したが(日本国内はイージーモード、海外ではハードモード)、「笑顔」でいればなんとかなるとも述べられている。他の著作では「世界は善意で満たされている」とも述べられている。
 氏の言うように、海外旅行では「自分が何者でもない」ことを感じ、かなり自由にかつ、自分の責任と判断で動かなければならないことが多々ある。才能あるクリエーターや研究者が日本を飛び出してしまうことも、なんか国内にいると息が詰まるような感じがするからではないだろうか。

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