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マネージメントは「守・破・離」 2021/11/9

最近マネージメントの重要性を痛感している。

人は勝手に走り出さない。
まして、自分でレールを引いてくれる人なんて皆無。
悪い意味でなく。。。
管理側に求められるには会社のルールやカルチャーを知ってもらう努力が必要になる。それが、マネージメントと呼ばれるもの。

実務的な管理職、リーダーなどはぜひ知ってもらいたい。
マネージメントは「守破離」だ。

【守】ルール通りに動いてもらう
困るのはルールを整備していない管理層が多いこと。
(少し前までの自分。。。)
このレベルでは作業や思考方法をルール化をして、徹底的に守ってもらう。
腹落ちしてようが、腹落ちしていなかろうが兎にも角にも、やる。

管理側も相当な時間と労力を使う。
連絡や成果物に対して毎度チェックをする。
質問にすべて答える。
対応方法を懇切丁寧に教える。
ミスをしたら躊躇なく指摘する。
ジャッジはすべて管理が行う。

だ担当者はルールがわかっていない。
サッカーのルールを知らなくて、フィールドには出れない。
なので、ここではマクロマネージメントを徹底しいます。

3か月くらいで完了するようにギッチギチで管理をおこないます。
詰め込んでも期間を区切ってあげれば、担当者も気持ちよく働ける。
問題があれば解決できるし、困っていることも管理者とガンガン改善していきます。

【破】ルールに沿った作業の速度を上げ、頭を使う仕事を入れていく
ルール通りにおこなうことで、思考と作業が離れます。
そうすると、作業スピードが速くなる。また、作業の全体像が見えるので人にお願いすることができるようになります。

手が空いた時間で、頭を使う仕事を依頼します。
集客企画、チラシの構成、作業タスクの洗い出しなど。
最終決定はマネージメントサイドで行いますが、途中のプロセスは任せます。

しかし、最終ジャッジは管理側なので、逐次連絡を徹底させます。
俗にいう「報連相」ですね。古臭いコンセプトですが(駄洒落ですしw)このレベルではめちゃくちゃ重要。
途中のプロセスが無いと最終ジャッジができません。

ここではチャットやスプレッドシートなどを用意して効率的なコミュニケーションを行います。

だんだん管理側の負担も少なくなっていきます。
担当者も自分で仕事をしている感が産まれるので楽しくなっていきます。
でも、手綱は緩めず、先回りして問題点を提示、作業効率の追求指示、予算達成方法の示唆をしていきます。

これを半年ほど行います。

【離】ルール作りに参加してもらう
さて最終段階の「離」です。
ルールもマスターし速度は当事者の誰よりも早い。
タスクを得意な人に依頼することもできる。
ある程度の裁量をもって仕事に当たれるようになっています。

ここからは管理者は数字を責任を持ちます。
プロセスは担当者に任せるようにして、数字にコミットする方法を担当者と一緒に考えていきます。

すべての責任を任せると、全然違う方向性に行く場合があります。
なので、管理者と担当者の両者で最終合意を得るようにします。

プロセスの報告は最低限にし、担当者がプロセスは責任をもってあたるようにします。
「報連相」の質が変わる感じです。

この段階になると担当者の下に部下が付きます。
部下のマネージメント方法を指導することも管理者の仕事になります。
部下の管理まで行ってはいけません。担当者の責任が薄れてしまいます。
アドバイス程度の指示をおこない、うまくいかなければ数字が出ませんので、改善策を一緒に考える、というプロセスを繰り返します。

全体で考えると【守】をおろそかにするとその先には行けません。
マネージメントが気合いを入れて一番に取り組むのはルール作りと、徹底管理です。
そこにどれだけ労力を避けるか、でその後の組織の成長が決まるような気がしています。

人間一人ができることなんて、たかが知れています。
チームでどう仕事にあたっていくか。常にブラシュアップしていきたいです!

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