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デジタルマーケティング視点で見るローソンPBデザイン事件

ローソンのPB商品(プライベートブランド)のデザインが色々と物議をかもし出しておりましたが、実際にローソンに行く機会があったのであれこれ考えてみました。

見た目はおしゃれだけど本当に「わからんな~」という感じ。
紅茶と麦茶が並んでいたけどほぼ一緒。ここまでそろうと面白い。

でで、私が担当するデジタルな部分でのマーケティングとしてはう~ん微妙、という感じです。

①バズるならもっとバズってよ!

SNS上での拡散コンテンツを調べるツールBuzzSUMOで「ローソン」を検索してみました。

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直近6ヶ月で拡散はtwitter上で4位。
やっちまった案件としてはなんとも微妙な数字。
社長までも乗り出して来たならば、突き抜けて拡散してほしいところです。

しかし、日本のSNSはtwitter一択で決定ですね。

②ネガティブな拡散は是が非でも抑えたい!

「ブランド認知を上げたかったバズ・マーケティングだ!」との声も上がっていましたが結局はtwitter内の好奇心が旺盛な方々が騒いだ結果大きなトレドになったというところですね。

お家の中まで晒されたnendo佐藤さんは本当にご愁傷様でした。

ネガティブコンテンツであればできるだけ小さく収めたいところ。
しかし、こちらもうまく行かなかったようで追いかけ取材でのコンテンツもいい感じで(ネガティブなので悪い感じで)数字を伸ばしています。

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③プロダクトアウトが起こしたブランド毀損でしかなかった

数字を見ていて思うことは
「メインユーザーの意見を聞こうよ」
の一言につきます。

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もうコンビニは若者のものではない

若者と言える単身男性女性と考えられるのは30歳未満(厚生労働省資料参照)だとすると全体のたったの20%。50歳以上の利用者が37%と一番大きなパイとなっている。

多分、「シニアはもう何をしても生活インフラになっているから来るだろう。今後、獲得をしなければいけないのは若者だ!」となってPBのテコ入れをしたんだと思います。

でも、既存顧客を無視したプロダクトはやっぱり批判されますよね。
メインユーザーを大事にできなくちゃやっぱりブランドは成り立ちません。

メインユーザーもターゲットユーザーもデザインをしっかりとヒアリングしたら一番最初に
「みんないっしょに見える」
と意見が出ただろうに。残念。

まとめ

ちょっと調査をするとマーケ部門何やってた!?と思うローソンPBデザイン事件でした!

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