卒業研究ってしんどいよな!
まだ研究活動に入っていない人を不安にさせてしまったら申し訳ない内容だなと思いながら記事を書いている。
しんどい、いつもと違う、おかしいぞと思ったら気軽に大学の健康相談や学生相談室、病院へ!
大学生というものは3年や4年になると卒業研究にぶち当たる。卒業研究は学部生が味わえる大学生活の1つの醍醐味っちゃあ醍醐味であったりするんだけど、そこでしんどくなったり、リタイアしてしまう大学生も少なくなかったりする。
研究というもので一番大事なのは結果(とそこまでに至った経緯)だろうけど、同じくらい大事なものとして健康が挙げられるらしい。研究というものがなーんも分からない状態で放り投げられてうねりに翻弄される中、ずっと健康でいられるようにしろなんて到底難しい話だよなあと思う。
恐らく卒業研究が終わるまで健康でいられる人なんて、奇跡的に研究がずっとうまくいっている人か、研究が上手くいかなくても強靭な精神と肉体でカバーできる人しかいない。それか研究の進捗を全く考えていないお気楽者。
たった5ヶ月しか研究活動をやっていない人間が言うのはよくないのかもしれないが、学問というのは深い海だと思っている。学ぶほど、研究するほど太陽の光が当たらないいわゆる深海へ潜っていく。その暗い暗い世界にある、いつ見つかるかもわからない生物とか岩石とか何か(結果)を探してひたすら潜っていく行為に等しい。
いつ見つかるか?本当に見つかるのか?見つからなかったときはどうすれば?そもそもこの深海に潜ったところで結果はあるのか?
わからない。
本当にわからない。
この「わからない」に立ち向かえば立ち向かうほど、心が削れていく。
精神が強かろうと弱かろうと関係なく、容赦なく心を削っていく。
それでも、何かがあることを信じて人々は潜っていく。
このテキストを書きながら、ぽつぽつと卒業研究が始まった時のことを思い出している。
4月の頃は卒業研究に触れられることにわくわくしていた。
がんばって結果を出そう、いっぱい論文も読んで知識をつけよう、先輩方や先生とお話しよう、ゼミでいい発表ができるように練習しよう……。
現実はそうそう上手くいかない。
発表は上手くいかず、進捗は進まない。コロナの影響で大学に行ける日数が減ったり、論文が上手く翻訳できなかったり、できる同期と比べてしまったり。
自分のできなさにイライラしたり、泣いたり、ぼんやりしたり、眠るのが怖くなったり、いつもならできていたことができなくなったりする。
玄関で自分の靴を見た瞬間、体に力が入らなくなってわんわん泣いたこともあるし、赤信号にも関わらず進んできた車に対してふと思ったことが「なぜ轢いてくれなかったんだろう」ではっとしたりすることもあった。
たぶん、大学や大学院を卒業するまでこんな感情や出来事と戦う羽目になるだろう。
うまく戦えるようになりたいね。
おまけ
最近Youtubeのおすすめに浮き上がってきて心を掴まれた曲、ぺぽよさんの「±0」。
二進も三進もいかない逃げられない人生を終わりにしようとする歌詞をポップに歌っている。まるで私の卒業研究の進捗。
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