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東京オリンピック~ダイバーシティと若手アスリート

オリンピックが開催されて11日目になりました。日本のメダルラッシュは凄いですね。

さて、今回のオリンピックで気が付いたポイントは、2点あります。ひとつは、ダイバーシティで、もうひとつは、若いアスリートの活躍です。

オリンピック・パラリンピックは平和の祭典なのは言うまでもありませんが、フェアプレーの精神や人権の尊重も掲げています。そして、人権の尊重から「D&I:ダイバーシティ&インクルージョン」を推進しています。

今回の競技の中で陸上の男女混合リレーや男女混合柔道団体戦など今までなかったような種目が登場しました。柔道は惜しくも銀メダルでしたが、卓球は、なんとあの中国を破り金メダルと大活躍でした。1964年の東京オリンピックの時は、女性選手比率は13%でしたが、今回は49%にも上昇したそうです。

また、今回は、LGBTQを公表している選手が160人以上参加すると今日の日経新聞で報道されていました。その中でも重量挙げ女子に初めてトランスジェンダー選手が出場するというのも議論を生んだりしています。多様性を受け入れる時代の流れを感じます。

オリンピック初日の21日にサッカー女子の試合で開始前にピッチで片膝をついて、黒人差別に反対する「BLM:ブラック・ライブズ・マター」運動への共感を示す行為をするチームが相次ぎ、なでしこジャパンもしました。

これは、1968年のメキシコオリンピックを思い起こします。その時、陸上男子200mの表彰式で金・銅メダリストの米黒人選手が表彰台で黒い手袋をつけたこぶしを突き上げました。そして、その映像は世界中を駆け巡りました。当時小学生の私は、意味が分からず親に意味を聞いたのを思い出します。あれから、50年以上経っているのですが、未だに解決できていない問題だと改めて思います。

今回の東京オリンピックの開催が決まったのは、2013年9月です。8年前です。皆さん覚えていますか、私もよく覚えていて、その時に、「よし、ボランティアやろう!」と思いました。ちょっと前のような印象です。

今回、スケボーで金メダルとった西矢選手は、その時6歳だったのですね。そして、ボクシングでも、一昨日決勝進出を決めた入江聖奈選手は、当時小学校6年生だったそうです(ボクシング始めたのは4年生の時)。ということは、彼女たちは、たった8年間でメダルを取るまでに成長したわけで、これは驚異的だと思います。

これを例えば企業で働いている人で例えると、その人の仕事を他の会社でも同じようにしている人がいるじゃないですか、それを20代、30代と同世代ランキングがあるとすると、それの日本第3位くらいまでにランクインするような能力をもって、そして今度は、アジア地区ランキングでも上位にランクインされる。それから、世界中で同じような仕事をしている人の地区代表とで競うワールドランキングに参加し、その中で3位までに選ばれる能力を8年間で身に着けたという感じです。

まあ、私が、ボランティアやろうと思って、8年後にそれが実現したとかいうレベルではないという話です。

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