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何故ゲーム競技で不正行為が無くならないのか

デュエリストの皆様、こんにちは。
平和な記事が続くと思いきや、何やら不穏なタイトル…。


今回は、ゲーム競技を嗜む人がどうしても避けて通れない問題
「不正行為」についてのお話です。


1.不正行為は何故起こってしまうのか

まずはその原因を探ってみましょう。

昔は「たかがゲーム」と言われていましたが、現代のゲーム競技は様々なスポンサーが付き、プロチームに所属してプロとして生活している人もいます。強いプレイヤー同士の対戦はエンターテイメントとして消費されるようになりました。

つまり、ゲーム競技で強いプレイヤーは尊敬され、競技シーンを引っ張る存在になっているのです。
スポンサーからの賞金や、高額な優勝賞品(TCGだと個人開催のCSなど)も発生します。
私も子どもの頃は、ゲームだけやって生きていければいいのに、
なんて考えたことがありましたが、今はそれができてしまう時代です。

プロに限らずですが、ゲームに勝ち続けるだけで富も名声も得られる
それが、不正行為を働いてしまう原因の一つなのだと思われます。

2.バレていないだけ

誰でも、ゲームをして真剣に対戦する以上、最終的な目的は勝つことだと
思います。そして、勝てば称賛され、影響力を持ち、尊敬される存在になっていきます。
よく考えてみれば、ただゲームが強いだけでこれだけの評価を得るのは不思議な話ですが、この風潮は未だに変わりませんね。

傍から見れば「ズルして勝って恥ずかしくないの?」と思いますが、
不正行為を働く人間からしたら、バレなければいいだけの話です。
実際その通りで、いつぞやの遊戯王世界王者が某CSを不正行為で出禁なんて話もありました。
「世界王者が不正行為!?」という話題性もありましたが、
世界王者も所詮はただの1プレイヤーにすぎません。
「世界王者が不正行為をするはずがない!」という考えは大間違いです。
せっかく得た名誉ある称号も、一度の不正行為の発覚で水の泡に。
(未だにプロフィールに載せていますが…)

こういう話が出てくると当然、「今までの戦績は?」となりますが、
「今まで一度も不正をせずにきたけれど、今回ばかりは魔が差して…」という言い訳は通りません。たまたまバレなかっただけです。実際、動画に残る状態で堂々と不正行為をしていたわけで、最早癖になっていないかと疑うレベルです。

不正行為は当然バレないように行われるため、発見が非常に難しいです。
発見できたとしても「故意ではなかった」と言い逃れされるケースが多く、大抵の場合はお咎めなしです。
「不正行為の当事者が本当に悪意を持って行ったか」の判断は難しいため、基本的にはやり得になってしまいます。

3.どうすれば無くせるのか


絶対に無くなりません!!人の承認欲求には抗えない!!


…少々言い過ぎましたが、数を減らすこと自体はできると思います。
というのも、事件が起こるたびに常々思うことがあるからです。


「何故処罰が甘いのか」

これに尽きます。

「まあまあ、本人は故意じゃないって言ってるし…」
「1回やっちゃっただけだし、本人も反省しているようだし…」

もうその考えが甘い!!!!

この界隈、甘すぎませんか?というか、こういう問題についてしっかりと言及するインフルエンサーが本当に少ないですよね。触れるのが可哀想だという風潮があるのでしょうか。何がインフルエンサーなのでしょうか。そんなことで怒るなんて?だからいつまでも無くならないのでは?芸能人の不倫に怒るのと一緒?全然違いますが??二度とやりません?はあ?一時の欲に簡単に負けてしまうのに?
そして、公式イベントを開催する企業も、あまりこの問題に真剣に取り組んでいるように見えません。(WotCかブシロードぐらいでは?)
実際にあった事例で未だペナルティがあった話を聞かない件として、
トルネロスEXファーストチケット、5連続初手ダスト・シュート などが挙げられます。
もちろん、性善説で実施したほうがコストはかかりませんが、世界大会を開催するようなレベルの競技にも関わらず、この認識が非常に甘いです。

世界大会の中継を見てとても楽しかった!!
しかし、参加していたプレイヤーが… なんて話を目にしてしまった時の
ガッカリ感。(実際に経験済み) そして公式は一切お咎めなし。

普通に楽しみたいだけなのに、こんな人がいるかもしれないと考えるの、
嫌じゃないですか? 仕方ないで割り切っていい問題なんでしょうか。

もう少し真剣に考えてみませんか。

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