【悪魔の計略 ~デビルズ・プラン~】7日間の頭脳ゲームサバイバル
「サイレン~炎のバトルアイランド~」、「フィジカル100」、「イカゲーム」と見てきましたが、今回新作がアップされていることに気づき、これまた一気見しました。韓国のサバイバルゲームは本当におもしろい!これだからNetflixはやめられないんですよね。
「悪魔の計略 ~デビルズ・プラン~」は、弁護士や医師、化学系Youtuber、アナウンサー、俳優、プロゲーマー、囲碁棋士など、頭脳に自信のあるプレイヤーが7日間泊まり込みでサバイバル頭脳ゲームを行うリアリティーショーです。
7日間の間に毎日2つずつゲームが行われ、その結果次第で脱落者と最終賞金額が決まるというのがルール。賞金を奪い合いながら集団生活を行うという非日常の空間で、様々な人間模様が巻き起こります。
セットが豪華なのはさすがNetflixで、ホテルのような宿泊施設にテーマパークのようなゲーム会場がすごいです。これは実際に行ってみたくなります。
肝心のゲームの内容ですが、どのゲームもめちゃくちゃ難しいです。正直ルール説明を聞いただけでは何もわかりません。実際にゲームが始まってから、こうやって遊ぶんだ…と初めて理解できました。そもそも賢い人しかプレイできないゲームなんです。どんな人が作ってるんだろうと思います。
世界的に有名なゲームが元になっていたとしても、それを目隠しした状態でやるとか、プレイヤー間で意思疎通をできない状態にしてやるとか、何段階にも複雑にしているので、本当に難しいと思います。「ライアーゲーム」を彷彿とさせる世界観なので、脱出ゲームや謎解きゲームが好きな人は好きなはず。プレイヤーが本当に頭がいいので、どんどん謎を解いていってくれるのが気持ちいいです。
ゲームだけでなく、宿泊施設でのプレイヤーたちの動きも配信されています。ゲームの時間以外の動きがゲームでの立ち回りにも関わってくるので意外とこっちの方が重要だったりするのがおもしろいです。
また、監獄システムというのがあり、毎晩プレイヤーの中から2名が監獄に隔離されます。これが思わぬ同盟を生んだり、生き残りのヒントにつながったりするのがまたおもしろいんですよね。本当に1秒も見逃せないと思いました。
サバイバルゲームとなると足の引っ張り合いや裏切りが付き物ですが、今回の12名はわりと仲が良く、見ていてそこまで苦しい気持ちになることはありませんでした。なるべく脱落者を出さないようにと動いているプレイヤーもいて、まさに「ライアーゲーム」(https://amzn.to/3KX3hgm)。でも最後まで残ることができるのは1人だけなんですよねぇ。
私は韓国の芸能人に詳しくないのですが、韓流好きの人からすると嬉しいのではないかと思われるプレイヤーもいます。セブンティーンのスングァンさんなんかは日本でも人気なんじゃないでしょうか。
「フィジカル100」は最強の肉体を決める戦いでしたが、「悪魔の計略 ~デビルズ・プラン~」は最強の頭脳を決める戦いです。誰が最後まで勝ち残るのか、ぜひ予想しながら見てみてください!
ここからネタバレありの感想
ここまでは、まだ見ていない人のためにネタバレなしで感想を書いてきましたが、ここからはゲームの内容や脱落者、最後まで勝ち残った勝者にも触れながら感想を書いていきたいと思います。
まず、最初に自己紹介をして仲良くなるシーンで思ったのが、韓国って結構上下関係に厳しいのかな?ということでした。お互いに年齢を聞いている人が多く、年が上か下かで呼び捨てやタメ口がOKだったりNGだったりするのかなという印象。日本が制作しているリアリティーショーは、参加しているメンバーがそこまで年齢にこだわることなくみんなタメ口呼び捨て(またはあだ名)になることが多いので、なんとなく新鮮でした。もしかしたら、言語的な違いもあるのかもしれません。年上と年下で使われる言葉が違うとか?
また、これは完全に下世話な考察になるんですが、最年少のドンジェさんが、初日からどことなくシウォンさんにデレデレというか、恋しちゃってるんじゃない?という感じだったのが微笑ましかったです。再会してからもべったりだったし。でもそんなシウォンさんはどちらかというとソクジンさんに気持ちがあるような感じがしたのは私だけでしょうか。ドンジェさんがもっと長く生き残っていたらこの三角関係がどうなっていたのかと考えてしまいます。ちなみにこれは100%私の妄想です。
最初の脱落者が出たすごろくのゲームでは、ドンジェさんかギヨームさんのどちらかが脱落することが確定してからの雰囲気が最悪でしたね。2人は同盟関係だったので、どちらが勝ってもどっちも喜べないのがきつかったです。今回のゲーム中、最も気まずい脱落だったのではないかと思います。
また、ゲーム自体は終始オービットさんの戦略勝ちという形で最終日周辺まで進んでいきますが、その中で群れることなく1人で戦い続けたソクジンさんがかっこよかったです。途中からはシウォンさんと共闘関係になりますが、ゲーム中はシウォンさん以外の人と組むこともあったし、同盟の中でもいつもうまいこと1番おいしい勝ちどころをさらっていっていた気がします。
ゲームが下手な人から落ちるべきだ、弱い人を強い人が守るのはおかしい、最終的に残るのは1人なのに脱落者を減らすことに意味はあるのかといった問題提起を投げかけていたところもかっこいいと思いました。視聴者のモヤっとポイントをちゃんと突いてくれるソクジンさん。それでいて、誰からも嫌われていないように見えるのがすごいです。プレイヤーとして誰よりも実力があったからこそ、みんなが一目置いていたのかもしれません。
そう考えるとソクジンさんが優勝したのも必然かなと思いました。オービットさんとドンジュさんは正攻法で勝とうとしていて、常にゲームで上位に食い込むことでピースを集めていました。一方ソクジンさんは、正攻法以外にも隠されたヒントがあるということを疑い、あえて監獄に行くという方法でボーナスピースをゲットします。伏線を全部拾ってくれるので運営側としても嬉しいだろうな思いました。
監獄に行ける最後の日にヨヌさんを落として自分が監獄行きをゲットした時のソクジンさんの立ち回りには震えましたもんね。本当にすごかったです。
また、全体を通してプレイヤー全員に見せ場が作られていたところもよかったです。必ず1人1つ以上は得意であろうゲームが用意されていました。ただ、そのゲームの前に脱落してしまうプレイヤーも多かったので、せっかくの見せ場を活用できなかった人もいたのは残念。目隠し五目並べをヨヌさんならどう戦ったか…ハイローの時にギヨームさんがいたら…などと、ついifストーリーを考えてしまいます。
ハイローと言えば、最後の4人に残った時点で7時間が経過していたというのも驚きです。ジュンビンさんは最後には自分から勝負を降りたように見えましたが、7時間以上もギリギリの戦いをしていたらそりゃ集中力も切れるよなという感じ。もういいから帰りたいと思っても仕方ないと思いました。あの時残っていた3人は別格だったしね。
7日間の活躍度を考えると決勝戦がオービットさんvsソクジンさんのカードになったのは必然だったと思いますが、個人的には女性のドンジュさんが優勝するところも見てみたかったです。でもどのゲームでもオービットさんの陰に隠れていたあたり、ちょっと役不足だったのかなとも思います。
「悪魔の計略 ~デビルズ・プラン~」は本当におもしろくて、すでに2周しています。セカンドシーズンも制作決定しているとのことで、早く続きが見たい気持ちでいっぱい!次はどんな参加者が登場するのか今から楽しみです。10シーズンくらいまでやって、その後は各シーズンの優勝者を集めて殿堂入りマッチとかやってくれたらおもしろいのにな~~!
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