【リセットの習慣】自律神経を整えるための99の方法
最近「なんとなく不調」を抱える人が増えているそうです。たしかに私も、今日は元気だ!と思う日は減っているような気が…。
人間の体は、「流れに乗る」ことが得意で、「流れを変える」のが苦手なんだとか。そのため、一度「悪い流れ」に乗ってしまうと、ずるずると悪い方悪い方に流れていってしまうんです。
不調を長引かせないためには、体もメンタルも早めにリセットすることが大切。とはいっても、リセットってどうやるの?という疑問に答えてくれているのがこの本です。
今回は、この「リセットの習慣」を読んで特に印象に残ったところをご紹介します!
帰宅したら着替える前にどこか一カ所片づける
身の回りを片づけることは自律神経を整えるのに有効だそうです。そうは言っても、毎日の生活に追われている時、真っ先に後回しにされるのが掃除ですよね。
私も掃除は苦手で、心と体に余裕があるときでないとなかなか手を付けることができません。でもこれは逆で、部屋を片づけることで自律神経が整って、体も心も調子が良くなるんだとか。
そんな片づけの習慣をつけるのにいいのが、家に帰ってきてリラックスモードに入る前に片づけを始めてしまうこと。外モードの時は疲れていても動かざるを得ないというか、面倒なこともなんだかんだ出来ちゃったりします。その余韻で片づけもしてしまおうというわけです。
家の中全部を一気に掃除しないといけないと思うから億劫なのであって、今日は洗面所、今日は本棚、今日はクローゼット…と1日1カ所だけなら案外なんとかなるものです。
帰宅したら外モードのうちに片づけをして、おうちモードに切り替える。
この習慣を身につけると、家も片づいて自律神経も整うという、まさに一石二鳥ですね。
軸を持てば自律神経は整う
自分の考えや行動に軸がある方が自律神経にはいいそうです。
本当は行きたくなかったのに断れなかった…とか、やりたくないことなのに押し付けられたから仕方ない…という気持ちは、自律神経を乱してしまう原因になるんだとか。
これを避けるには、選択や行動の軸を決めておくこと。
そうすれば、嫌なことでも「自分が選んだことだから」という意識が生まれ、後悔を引きずることなくリセットが可能だとか。
逆に「これは絶対に断る」という軸も必要ですよね。私も悩んだときは、「自分の軸はなんだったっけ?」と自問しようと思いました。
でもこれは強いメンタルを持つこととイコールではないというのが大事なところで、嫌なことは断るというのが万人にとって正解というわけではありません。嫌なことでも引き受けた以上は頑張る、お世辞も愛想笑いも武器として使っていく、そういう軸があってもいいんだそうです。
軸は誰かが決めるものではなくて、自分が1番心地いいところを軸にしたらいいんだと思えたらすごく楽になりました。嫌なことを断るということの方がストレスになる人もいますもんね。
もう1つ大切なのが、「逃げる軸」を持つこと。
「ここまでは我慢するけど、こういう状況になったらやめる」「この日までは頑張ってみるけど、この日になっても改善されてなかったらやめる」という軸です。
自分にとって我慢できるストレスと、排除したいストレスを整理しておくことも効果的だそうです。
私は、つらい時は逃げてもいいんだよと漠然と言われても、ストレスが全くない環境って本当にあるのかな?と思ってしまうタイプなので、この論理には深く納得しました。なるべく排除したいストレスには近づかず、自分が我慢できる種類のストレス環境に身を置くというのは体にも心にもいいような気がします。
自分の「心の器」を知っておく
「心の器」と言われると、大きい方がいいような気がします。心が狭いという言葉ってなんとなく悪口に聞こえますもんね。
しかし、「心の器」が大きいとか小さいとかは問題ではなく、自分が自分の「心の器」の大きさを知っているかどうかが大事なんだそうです。
「自分の心の器はこれくらいだから、これ以上は許せない」というラインがわかっていると、その対処法を考えることができます。
ピリピリしているときは1人になるとか、イライラ期の自分の機嫌の取り方を心得ておくとか、そういう工夫ひとつで落ち着くような気がします。
落ち込んでいるときほど「無駄な時間」を過ごさない
病んでいる時は何もしたくなくなり、ついついだらだらしてしまいます。しかしこれが病み期を加速させてしまうんだとか。
気持ちが沈んでいる時こそ体を動かし、物理的に血流を良くしてしまう。
どうしても動けないときは、音楽を聴くのも効果があるそうです。
自律神経が乱れている時というのは、血流が滞っているというのと同義なのかもしれません。そう考えると、意識して血液を循環させるのはすごく効果があるように感じます。
ボーッとしてしまうときは、とにかく立ち上がること。
体を縦にすることで、血流が動き出し、考えがまとまるようになります。
「立つ」ことでリセット!と覚えておくと、本当にリセットの習慣がつくような気がしませんか?
ストレスも苦手な人も「モンスター化」させない
気になることがあるとき、嫌なことがあったとき、悶々と考え込んでしまうことがあります。気にしない方がいいとわかっていても、そればかりが頭の中をぐるぐる回って、もちろん自律神経も乱れまくり。
そういうときは、ストレスを紙に書き出してみて、ストレスランクをつけるのがいいそうです。文字にして整理することで、思っていたより大したことないなと思えたらこっちのものです。
ストレスを自分の頭の中でモンスターにしてしまわないよう、その前の段階でやっつけておくのがポイント。
そしてこれは人づきあいにも同じことが言えます。
嫌いな人や苦手な人とは物理的に距離を取るのが1番ですが、それが難しい場合は逆に積極的に関わっていくことで「モンスター化」を防ぎます。
この人はこういう人だからこんな考えをするに違いないとか、自分のこともこう思っているに違いないとか、そういう思い込みでどんどん苦手になっていくことはよくあります。
実際に話してみると、案外そんなこと思っていなかったり、気が合う部分も見つかるかもしれません。
自分の頭の中だけで考え込んでしまうことに良いことなんてひとつもないんだなと思ったアドバイスでした。
「曖昧な返事」はしない
なにかを断らないといけないとき、OKともNGとも取れる返事はトラブルの元です。
私は、はっきり断りにくい場面では、つい遠回しな表現で察してくれないかなと様子を伺ってしまうことがあります。でもこれが相手に伝わらず、OKしてくれたと取られてしまうと、断るのはさらに難しくなります。
たしかにこれではストレスを自分で大きくしているようなものだ!と気づきました。断りづらい案件こそはっきり断れる人になりたいです。
落ち込んだら廊下で「スキップ」する
メンタルの問題はメンタルで解決するのは難しいらしく、悶々と考え込んでしまうのは逆効果だそうです。
メンタルの問題の解決に有効なのが体へのアプローチ。中でもスキップがおすすめだとか。
心と体はつながっているので、体を無理矢理楽しい状態にしてあげることで心も上向きになってくるというのです。
気持ちが落ちてきたらスキップ!スキップ!
最後に
私はメンタルが不安定な自覚があります。
特に生理前はもう大変。八つ当たりなんてしたくないのにイライラが収まらないし、悲しいことなんて何もないのに涙が止まりません。
そんな時、この『リセットの習慣』をパラパラめくろうと思います。
不安な気持ちも悪い流れも早めにリセットして、快適な生活を送るんだ!!
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