見出し画像

読書好き女子が2023年下半期にガチでハマった本10選

今年も1年で読んだ本の中からベスト10を選ぶ季節がやってきました!去年は10冊に絞るのは無理!ってなったので、今年は上半期と下半期に分けてそれぞれ選ぶことに。実質20冊です!

上半期のベストは……。⇩

下半期もシリーズものは1冊カウントで数えていきたいと思います。ベスト10ですがランキング形式ではありません。お気に入り10作品です!それではどうぞ!

「木挽町のあだ討ち」 永井紗耶子

直木賞候補作の中で1番好きだと思った作品です。直木賞を受賞した時はやっぱりね!と思いました。だっておもしろいもん!

内容はあだ討ちを題材にした時代小説です。語り手を入れ替えながら話が進んでいく中で、江戸っ子たちの人間性が見え隠れするところがよかったです。時代小説の中でも江戸ものはレベルが高い作品が多いなと改めて思いました。競争率が激しいからですかね。

「自由研究には向かない殺人」 ホリー・ジャクソン

数年前に話題になった海外ミステリ。完結編が出ると知って一気読みしました。おもしろかったです。令和の時代に探偵ものをやろうとするとこうなるのか!という発見がありました。内容は重めですが、だからこそ途中でやめられない力強さがある物語です。読む時は3作一気読みがおすすめ。

「十戒」 夕木春央

去年読書好きの間で大流行した「方舟」の続編です。まさかこんなに早く続きが読めるとは。続編といっても話が続いているわけではなく、3部作になる予定の2冊目らしいです。

「犯人を見つけてはいけない」というミステリとしてはあり得ない縛りがおもしろかったです。

「薬屋のひとりごと」 日向夏

ものすごく流行っているライトノベルだということは知っていたのですが、なかなか手に取る機会がなく、アニメ化を前にやっと読み終えました。これが、めちゃくちゃおもしろくてですね…!もっと早く読んでおけばよかったと後悔しました。

すでに結構な長編シリーズになっているんですが、ずっとおもしろいのがすごいです。中だるみとか一切ない。今は早く次の巻を読みたい気持ちでいっぱいです。そして永遠に連載が続いてほしい。せめて私が死ぬまでは。

「でぃすぺる」 今村昌弘

ホラーとミステリを融合させてしまったとんでもない小説です。今村昌弘さんはデビュー作の「屍人荘の殺人」が大ヒットして以降、常に新作のハードルがめちゃくちゃ上がっている作家さんだと思うんですが、毎回ちゃんとおもしろいのがすごいんですよ。

「でぃすぺる」は「屍人荘の殺人」シリーズとは全然違ったミステリで、こういうのも書けるのか!と驚きました。これは読み終わった後は語りたくなるやつ。

「化け者手本」 蝉谷めぐ実

私が蝉谷めぐ実さんのファンになったのはデビュー作の「化け者心中」がきっかけだったんですが、なんと今年は続編が出ました!これがもう前作を上回るおもしろさでね…。

江戸歌舞伎のおもしろさとミステリのおもしろさと妖怪もののおもしろさが全部詰まった最高のエンタメ小説です。時代小説好きは絶対に好きだから読んで。

「神田ごくら町職人ばなし」 坂上暁仁

江戸時代の職人たちの仕事ぶりを描いたお仕事漫画です。手仕事ってかっこいいよね!という作者の情熱がビシバシ伝わってくる名作だと思います。いやほんと実際にかっこいいんですよ、職人の仕事って。

不要な描写をすべて排除して、ただただ真摯に職人たちの仕事ぶりを描いているところがよかったです。女性の職人をたくさん取り上げているところもすてき。こんな人たちが実在したんじゃないかと想像しながら読むと楽しいです。

「風が強く吹いている」 三浦しをん

大学駅伝を題材にした青春スポーツ小説です。素人チームが全国大会を目指すというストーリーはスポーツものの王道ですが、その王道展開をここまで熱く描けるのがすごいと思いました。

箱根駅伝で襷をつないでいく過程と、実際に走っている選手の語りをリンクさせた構成がすばらしいです。お正月にぴったりの内容なので、年越しのお供にぜひ!

「忘らるる物語」 高殿円

「男が女を犯せぬ国があるという。」という1文に心を掴まれ一気読みした作品です。こういう大河風歴史ファンタジーは大好き。

本当にもうすごいとしか言いようがないくらい濃密なストーリーで、これだからファンタジーはやめられないと思いました。どういう結末を迎えるのか全く読めない展開に一気読み必至です。

「ハンガー・ゲーム」 スーザン・コリンズ

大統領の独裁政治がまかり通っている世界で、恐怖のデスゲームのプレイヤーに選ばれてしまった少女が革命を起こすまでの物語です。

もともと好きな作品だったのですが、「ハンガー・ゲーム0」の映画が新たに公開されるのに合わせて再読しました。その結果、改めてがっつりハマってしまいまして、超長文感想が完成してしまう事態に…!

完全にオタクの推し語りになっていますが、興味ある人はぜひ覗いて行ってやってください。ちなみにシリーズ形式で全部で4記事あります(長い)。

最後に

今年も思う存分読書が出来ていい1年でした。来年はどんな本に出会えるのか今から楽しみです。

いつもいいねやコメントをくれるみなさんありがとうございます。よいお年をお迎えください!

さて、年越し本を選ぶぞ~~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?