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新入社員と受け入れ側へのお願い

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。

もうすぐ4月です。新入社員の季節となります。
当社では今年は採用をしていないので新入社員への研修ができません。そのため、申し訳ありませんがこちらにて開催(発散)させてください。


★新入社員の皆様へ

入社おめでとうございます。また、当社を選んでくれてありがとうございます。これから新生活のスタートです。期待と不安のどちらが大きいでしょうか。
これからのあなた達はびっくりの連続だと思います。少しだけですが役に立ちそうなことをお話しします。

●メモ帳を準備しましょう。
おじさんは、話を聞いてほしいのです。真剣にメモをとる姿で満足します。
スマホが効率的なことは重々わかっていますが、スマホだとメモをとっているのか、違うことをしているのかがわかりません。
また「メモ帳要りますか?」と質問しないでください。メモ帳はお守りとしてでよいので、携帯してください。

●報連相をしましょう。
ビジネスの基本は「報連相」です。いつのまにか「常識」となっているらしいので気をつけてください。実際の報連相は、自分を守るスキルです。自分を守るスキルです。報告や連絡がないと「そんなに怒る?」という場面に、よく出くわします。また、わたし達は一刻も早く「最近の若者は」とレッテルを貼りたくてうずうずしているので気をつけてください。
びっくりすると思いますが「俺は聞いていない」と、ものすごくへそを曲げます。
本当びっくりしますよ。

●まず、なにが、わからないのかをわかるようになるのが目標です。
わたし達は、「わからなかったら質問してね」と優しく言います。でも、「何がわからない?」と質問はしません。あなたは「何を質問してよいのかわかない」状態で質問できないでしょうが、わたし達は、もう昔の気持ちは忘れているので、「これがZ世代か」「俺の時代は」と思うだけです。

●年をとっているから、大人だと甘くみないで。
びっくりするぐらい幼稚だったりします。自身を思い返してみて、子供の頃は「この年齢だと、もっと大人だと思っていた」と思い当たるかたは、それが四十を超えてもかわらないもんだと考えてください。「四十にして惑わず」の時代とは平均寿命が違います。

★受け入れ側の皆様へ

●どう歓迎しようかと盛り上がってください。
新メンバーが入ります。先々苦労するでしょうが、いったん忘れ、歓迎ムードをつくってください。お客様ではないですよ。新入社員という名前でもないですよ。〇〇さんという、後の戦友です。

●組織図、座席図はしっかりと最新に。
部長、担当部長、次長、課長、グループ長・・・。指示命令系統を間違えますとひどく怒られます。
また座席表が古いせいで、荷物を届けるだけの簡単なお使いも間違えます。ひどく怒られます。
そうですか、フリーアドレスですか。ITツールや名札に頼りましょう。

●名前がわかるようにしておいてください。
大きめの名札を見えるようにつけてください。もうゼッケンくらいの勢いでも可です。(ルビも忘れずに)
名前がわからないので話かけられません。そういえばあなたは誰でしょうか?

●新人がかわいい失敗をしたら。
微笑ましい失敗は可笑しいです。爆笑するかもしれません。でも、彼らは恥ずかしいでしょう。嘲笑されたと感じるかもしれません。少しだけ配慮してください。
あと、3日で忘れてください。稀に「一生言い続けるのか」という勢いの方がいます。

●道具の名前はしっかりと研修してください。
モンキー、ビシャモン、インパクト。???
道具の名前を知らないことで、舌打ちをしないでください。イライラしないでください。そんなことで、「使える/使えない」を判断しないでください。
覚えるまで、はじめにきちんと教えてください。お互いのためになります。

●「お手並み拝見」と「見守る」はちがいますよ。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。

山本五十六

おわりに

ご清聴ありがとうございました。
この人材獲得競争のさなか、やっとこさ採用できた人材かもしれません。
せっかくの縁「どうせ、いつ辞めるかわからないし…」とは思わずに「どうせなら、立派な後輩に、立派な先輩に」

総務のおじさんからのお願いです。
ご協力よろしくお願いします。

そういえば、前回の投稿に家族から「きれいごと」とフィードバックをもらいました。
そう、総務は「きれいごと」を言う役割もあります。
どうせなら、会社のお金で「きれいごと」をいっぱいしましょう。



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