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日本式心理的安全性!?【「空気」の研究 】読書感想

お疲れ様です。総務部総務課マモたろうです。

先日の社内会議は「空気」が重かったです……。
もっと「空気」を読めと注意をうけたこともあります。
(あえて水を差していることもあるのですが……)

「空気を読む」という表現があります。
「空気」とはいったい何でしょうか?

【「空気」の研究 】という本があります。
有名な本ではありますが今回はこちらをご紹介します。

「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」
「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」

【「空気」の研究 】Amazonの解説より

空気的判断基準

本書によると「論理的判断基準」と「空気的判断基準」のダブルスタンダードのもとに生きており、真の判断基準は「空気的判断基準」で行われており「論理」より「空気」のほうが強いということです。
40年前の本ですが、すごく思い当たります!

心理的安全性

Google社の「プロジェクトアリストテレス」をきっかけに「心理的安全性」が注目されました。「心理的安全性」という言葉の生みの親であるエイミー C. エドモンドソン氏は「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義しています。

心理的安全性の高い職場環境にしていこうという機運も高まっていると感じます。しかし同じころに「パワーハラスメント防止法」の施行もあり「心理的安全性を守るために強く言えない」と心理的安全性が低いと証言しているような話も聞こえてきます。
「空気を読む」風土で育ってきた日本では心理的安全性を高めることは難しいことかもしれません……。

心理的安全性を高めるためには「空気」というものが何であるかをとらえる必要を感じます。本書はまさしく「空気」の研究をしており、空気をデザインする、調整するヒントとなります。

昔の書籍ですが「心理的安全性」を高めるには必読です。
良い意味で、水を差していきましょう。

お読みいただきありがとうございます。


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