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まえがき

 私は、おそらく性格が暗いです。けれど普段は、それをひた隠しにしています。
 そういう人は多いのかもしれない。しかしみんなひた隠しにしているから分からない。だから、「こんなに暗いのは自分くらいしかいないんじゃないか」と、割と本気で思っている。

 インターネットで、同じ思いを持つ人を探してみる。
 「自分を認めてあげられるのは自分だけ」「まずは自分を認めてあげて」
 そんなことは分かっている。現代は調べれば簡単に解答を得られることも多く、あたかも解答のような顔をしている正論と暴論に惑わされて仕方がない。

 私は、自分を認めるには、先に他人からの承認を要します。他人から認められる自分を、ようやく自分は認めることができるという順番なのです。
 こんな性格をずっと変えたかったのですが、どうやらこの気質だけは変えられないまま、30余年の月日が過ぎました。

 そろそろ変えることを諦めなければならない。
 私はもっと自分を知る必要がある。

 そして、知ることによって諦めたいのです。「これが自分だ」と諦めるために、私は自分を思い知るつらい旅に出なくてはならないと思いました。

 心に抱えるどす黒さを、人はなぜ隠すのだろう。むしろそれが知りたいのに、知られたくはないものです。

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