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人生の曲がり角を遠に過ぎて博士課程後期に入学

2010-05-13 09:10:42

<知的Stimulation!>

実は年を喰って博士後期課程に入った。
沖縄芸能史研究会の新城亘さんや大城ナミさんが
やはり博士論文を書かれていた事にも刺激を受け
たが、それよりも国際学会で研究発表した事が動
機になっている。

2003年、インドのジャイプール
2006年、フィンランドのヘルシンキ
2008年、韓国のソウル
2010年、マレーシアのクアラルンプール
結果として英文論稿は一つが収録され、2本目の
論文も海外論文集に収録されることになった。
マレーシアで発表した論稿も少し手を入れて
国際的な論文集に投稿する予定。
毎年一度は国際学会で研究発表する決意だけは
した。今年7月、ドイツで開催される国際学会
でも発表する予定だ。

比較Performance 理論の面でやはり沖縄の伝統&
現代演劇を世界に開いていくことも大事だが
他地域と連携した研究の深化も問われている。

アメリカの国際学会での研究パネル・発表も可能
になった。2012年!

日本の中の沖縄ではなく、沖縄の独自性をどう
押し上げていくか?日本の研究者が沖縄の表象を
取り扱う時の誤謬も甚だしい点もあり、そこは
こちらの視点で間違いを指摘して論陣を張る
必要もあるようだ。

さて久しぶりの大学院の授業は4科目取る。
必修は、なんと比較地域研の全教授たちが個々の
博士論文の計画書、その進展に批評する全体的
プログラムである。先輩や後輩たちを前にプレゼン
することになる。気恥ずかしいがそこはテーマに
関する専門性や情熱の問題で、これからの批評が
楽しみである。知のバトルはいい?!

あらためて論議する講座と原典の候文を読むのは
貴重な体験で、英米文学の専攻とは違う面白さ
を感じている。フェミニズムやジェンダーの面では
表象する/表象された女性たちをサブタイトルに
する上で、アメリカ・インディアンやチカノグループ
の在り様は、その背後の理論を含めて参考になると
思う。それで喜納先生との一対一の授業も面白く
なりそうだ!

知的スティミュレーションはいい!新しい解釈に
よる沖縄関連の書物も多くなった。それらの知の
フレームをまたどう対象化していくか、も興味深い。

問題は体力と体調と、持続力?健康管理!なんてね。
大正10年生まれの父が70代に徹夜で机に向かって
いた姿が思い出される。彼は80歳まで机に向かって
いた!PCではなかった!

死なない限りは彼の背中を思いだして対象と向き合って
みよう、と決意のみ!

<これは4月17日、しなさきから転載>

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