山崎正和さんが逝かれた!アメリカ留学中に氏の演劇作品の翻訳を授業で読んで感銘を受けた。演劇学会の理事で日本の思潮にも深いインパクトを~!

2020-08-23 09:29:12

(琉球新報8月22日)
留学中で読んだのはZEAMIとSanetomoだった。感銘を受けた。
Mask and sword: two plays for the contemporary Japanese theater
著者: Masakazu Yamazaki
出版社: New York: Columbia University Press, 1980.
シリーズ: Modern Asian literature series.

その時に確か他の現代演劇人の作品も読んだ。佐藤信の英語に翻訳された作品なども。日本演劇学会のメンバーになって演劇学会の大会などでお見かけすることがあった。確か演劇学会の大会の一環として、京都の西本願寺の野外能の公演でもご一緒だったと記憶している。アメリカでの感動をお話すれば良かったと悔やまれる。現在の演劇学会は山崎先生の大きな影響を受けたと推察できる大阪大学が中軸になっている。会長は大阪大学の永田先生で、理事や幹事にも大阪大出身の方々が顔を並べているようだ。ウィキピディアにはかなりの詳細が掲載されている。劇作品より評論が多い。

アメリカで買ったこの書籍Mask and sword: two plays for the contemporary Japanese theaterは本棚にまだあるはずだが、久々に紐解きたくなった。その後日本語版の世阿弥も、実朝も読んで深い感動を覚えた。

山崎先生が沖縄に関して言及した書籍を読んだことがないが、沖縄の新聞でも氏の文化論は紹介されていた。独特な視点が感じられたと記憶している。劇作品について今後おおいに研究がなされるのだろう。欧米の研究者もすでに取り上げ論文が書かれているに違いないと思う。

よろしければサポートお願いします。  サポートは今後の活動費に活かしていきたいと思います。