あのときの衝撃から一年が経った。
この日が来たら、振り返ろうと思っていたnoteがある。
去年の一月末まで私は入院していた。
首の手術の後遺症で左腕が上がらなくなり、ダランと垂れ下がって、ヒジは自力で曲げられない状態になった。そんな状態で二月から社会復帰した。リハビリに通いながら、たまに仕事をサボりながら。
そんな心身ともに不安定な状態の私に、それは訪れた。
二月中旬、母の体調が良くないと、高齢者住宅のスタッフから連絡があった。病院を探し、検査入院させたところ、病院から電話がきて、私は病院へ飛んでいった。
医師からの話を聞いたときの衝撃は、今も重いまま残っている。
「重症ですよ」という第一声だった。
部屋に戻り、冷静をよそおった。母は、「プリンが食べたい」と言ったので、私はすぐに外に出て、プリンを買いに行った。上がらない左腕をなんとかベッドの手すりにのせて、母にプリンを食べさせてあげた。
あのときの「おいしいね」って言葉と、「もういいから、なさじ食べな」ってのが、母から聞いた最後の母らしい言葉だったかもしれない。
よろしければ、読んでみてください。一年前の私です。
いつも読んでいただきありがとうございます。