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新米管理職の苦悩。

私は、三十代後半にはじめて管理職になりました。

先輩や元上司や、前はクライアントの部長だったような方がいる中で、私はそこの責任者になりました。

それまで責任者をやられていた方が定年となって、役職を離れるタイミングで、私を後任に推薦し、その人事が決まったのでした。

それは十年近く前、前任者は、年齢や年数や強気加減ではない部分で決めたようでした。

その組織の中で比較的若かった私は、「組織づくり」に対する考え方をメンバーに根気よく伝えていくことにしました。はじめのうちはほんと怖かったですよ。なので、なんとか、わかってもらえるように必死でした。

例えば、このような発信をしていました。
(過去の発信から)

上司と部下って言い方、なんか古い感じがして嫌いです。「上」とか「下」って付いているのもなんかとっても嫌な感じ。なので「役職者」と「メンバー」と表しますが、どういう人が役職者になると思いますか?
例えば、一本の物差しで優秀な順に並べて、その一位の人を役職者にしているわけでは、当然ありません。「役職者」は、ある一つの役割、ポジションに過ぎません。野球のポジションでいうと、例えばキャッチャーが役職者だとして、「キャッチャーのスキルがある(またはキャッチャーの適性がある)」、「その人をキャッチャーに置くとなぜか勝てる(「あいつはキャッチャーに置いておくしかないな」も含む)」などの理由で、その人をキャッチャーにしていると同様に、そのスキルがある、適性がある、全体を考えると、そいつはそこをやらせておくのが良い、という判断で役職者は決まっています。

ということを、「そんなのあたりまえでしょ」と思う方も多いと思いますが、まだまだ「上なんだからさぁ」って思っている人、けっこういるような気がします。まぁ、その事象が「上だから、下だから」ではなくて、「役割としてあなたの役割なんだからさ」っていう意味の「キャッチャーなんだからさ」的だったらアリだと思います。

いつも読んでいただきありがとうございます。