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ランダム再生

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その日のランダム再生1曲目と、それにまつわる一言をつぶやきます。つぶやきたい。
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#音楽

“この地上にあるもの全てが 時とともに形変え行くものならば
僕らが抱いてる貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか”
『千年幸福論』/amazarashi
変わらないものはあるだろうか。気持ちすらたやすく変わっていく。変わらないでほしいと願うことは、間違いだろうか。

なす
2年前

“ちぎれ雲が北へ南へ 僕は途方に暮れて突っ立って
優しい人になりたくて 完璧な人になりたくて”
『僕は盗む』/amazarashi
手に入れたものをあの日の自分に届けてあげたい。僕の影よ、僕は今ここだ。

なす
2年前

“外と隔離した部屋で飲み干す傷病手当
現実に悪酔い どうせ咲かぬ蕾
間引かれるならどうか私から”
『アルカホール』/amazarashi
酔っていないと歩けない。
酔ったままだと眠りにつけない。

なす
2年前
1

“僕が死のうと思ったのは あなたが綺麗に笑うから
死ぬことばかり考えてしまうのは きっと生きることに真面目過ぎるから”
『僕が死のうと思ったのは』/amazarashi
どうやって死のうか。どうやって生きようか。

なす
2年前
2

“失くした後に残された 愛しい空っぽを抱きしめて
消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう”
『HAPPY』/BUMP OF CHICKEN
失っただけでなく、空っぽを手に入れたのだと思えるようになったのはいつだろうか。言葉遊びではなく、そう思えた瞬間があった。

なす
2年前
1

“喜び悲しみ怒りだとか憎しみ
かつての絶望が残す 死ぬまで消えない染み
それが綺麗な思い出まで侵食して汚すから 思い出も言葉も消えてしまえばいいと思った”
『独白』/amazarashi
確かにあった温かい記憶さえも塗りつぶしてしまう。

なす
2年前
1

“私は自死を否定しない 私は孤独を否定しない 私は「私」という定義の領分については懐疑的でありたい 社会における境遇と その惰弱な精神を拠り所にした 「私」と呼ぶには未成熟な自意識を混同したりはしない” 『明日には大人になる君へ』/amazarashi 私は私に疑問を呈し続ける。

“次第に増える独り言 反響するエコー
いや待てこれはもしかしたら幻聴
フラッシュバックで言葉を書くマッチポンプな自傷行為”
『しらふ』/amazarashi
整理するわけでも、落ち着くわけでもない。あの日の全ての言葉たちは自分へ向けた攻撃で、原因不明の罪悪感への贖罪だった。

なす
2年前

“束の間の休息 週末に公園でぬるい風に吹かれて
繋ぎ合う手に 時を経た分それだけの温もり
あの日救った世界の続きを あの日打ち倒した世界のその後を
苦悩しながら僕ら懸命に生きてた”
『ぼくら対せかい』/amazarashi
地続きの今日を生きている。あの日の苦悩を生きている。

なす
2年前

“追い詰められてる焦燥 今なら間に合うはずだが
「救ってよ」って叫びも どこか他人事の当事者”
『デスゲーム』/amazarashi
私の言葉であるはずなのに。私の願いであるはずなのに。私にしか救えないはずなのに。

なす
2年前

“罪深い三百幾日に 白い雪の粒が舞い落ちて
それに心がかじかむのなら 憎しみも凍ってくれるかな”
『クリスマス』/amazarashi
当時の自分は、凍ってしまえたならどんなにいいだろうかと思うだろうか。
今、それは凍ったわけではないけれど、ただそこにあるものになっている。

なす
2年前

“言葉は無力と誰かが言った 無力と言うのも言葉と知れば
恨み辛みも嫉妬も賛美も 全弾こめて悲観蜂の巣だ”
『後期衝動』/amazarashi
どんな言葉にも力がある。他人も自分も撃ち抜くのに充分な力がある。他人も自分も救うのに充分な力がある。

なす
2年前

“詰まるところは明日を知るなだらかな日々に躓いて
向かうところはありもせず 未来の居場所だって未定”
『あとがき』/amazarashi
一見何もなく平坦な道でも、当人にとっては大変な道のり。足取りは重く、行き先もわからない。それでも、と足を進めたのは何のためか。

なす
2年前

今日のランダム再生 “封鎖の公園の桜 誰に見られずとも咲いた 残念だな 残念だな 約束したはずなのに” 『令和二年/amazarashi』 きっと聞く度に思い出すんだろうな。そして誰かと誰かの約束が、いつか成就しますように。