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水面下に広がる別の世界

こんにちはNARUです。

今日のジョージアはやっと夏らしくなってきて、セミなんかも鳴き始めました。

夏というと僕は大学〜大学院時代を沖縄で過ごしていたので、あの蒸し暑い日々を思い出します。

沖縄での学生時代は僕にとって、まさに人生の夏休みとも言えるような時間でした。

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海なし県の埼玉で生まれ育ったNARU少年は、中1の時に行った沖縄旅行で見た透明な海と、色鮮やかな魚に一目惚れしました。

帰りに空港で買ってもらった、水中写真家井上慎也さんのフォトエッセイに書いてあった、琉球大学に進学してダイビング部に入った。と言う一節に運命を感じた僕は、その頃から大学は沖縄に行くんだと心に決めていました。

実際に琉球大学に進学して、ダイビングサークルに所属して、初めてスキューバダイビングをした時の記憶はとても鮮明に覚えています。

普段海面しか見えていないのに、その下には全くの別世界が成り立っていることを体感した時の感動。
水中で息を止めなくても呼吸しながら動ける、自分が吐いた息が泡となって見える不思議な感覚。
水族館でしか見たことのなかった水中の生き物たちが、野生の状態で自分の目の前を泳いでいる感動。
上下左右行きたい場所に動けるという、陸では感じられない圧倒的選択肢の多さ。
浮力をコントロールする難しさ。

水中での体験は初めてのことばかりで、感動という言葉がとてもふさわしい瞬間でした。

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それからというものの、サークルを引退する3年の夏まではほとんどダイビングの記憶しかありません。

朝5時に起きて早朝ダイビングをして、大学に戻って講義を受けて、昼過ぎにもう1本、調子のいい時はないとダイビングをしてと、海漬けの日々。数日間ダイビングをしていないときは「干からびる〜」なんて冗談を言ったりしていました。

大学で専攻していた分野も海洋生物だったので、みるみるうちに水中で出会う生き物の種類も覚えて僕はダイビングにのめり込んで行きました。

肌も真っ黒で、常に海パンで生活しているほど。

沖縄に住んでいた7年間で僕は少なくとも600本以上はスキューバダイビングをしたと思います。。シュノーケリングを入れると1000本を超えると思います。

ダイビングという名目以外にも、夜な夜なモリを持って親しい友人とモリ付きをして(黄金伝説の濱口のとったどー!ってやつ)、そのまま海岸でバーベキューをしたり、家に持ち帰って魚パーティーをしたり。

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東京に就職してからは、めっきりダイビングをしなくなってしまいました。自分でも理由はわからないのです。沖縄でこれでもかってほどやり込んだので、自分の中で満足してしまった部分があるのかもしれないですね。

海だけ、ダイビングだけ好きというよりは僕は自然全般、生き物全般が好きなので、スリランカで山に登ったり、ジャングルに行ったりすることでも自然欲は十分に満たされてるのも理由かなと思います。

どこか他の国に行って潜ってみたいという気持ちはあるので、いつかまたやるとは思うのですが。

ダイビングから、僕が研究していたイカの話をしようと思ったのですが、分けた方が良さそうですね。笑

【今日の一曲】
好きなバンドがダイビングというタイトルを使っていることにシンパシーを感じて、当時は狂ったように聞いていました。初めて自分で作った曲のタイトルも「潜水」でした。笑

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