成迫会計事務所が会計報告で行っていること
私たちは上記のようなアイスブレイクを交えつつ、お客様に会計報告を行っています。
会計報告と言っても中々イメージが付きづらいと思いますが、私たちは4点意識して行っています。「数字を用いた会計報告」、「リスクの共有」と「目標の共有」、「情報提供」の4つです。
1.数字を用いた会計報告
これまでの事業からリアルタイムの事業へとどのように変化しているか?同業他社と比べて経費の割合がどうなのか?といった、お客様が気にされている点について数字を基に話をします。
前年に比べて増加率・増減額が高い科目を確認します。その科目をお客様の認識と実際の金額にズレがないか。あった際にはヒアリングを行い、お客様と一緒に原因を考えます。ズレを解消することによって、正しい判断材料を基に経営判断を行うことができるようになります。
2.リスクの共有
目に見えないリスクを税務と財務の面からお伝えし、お客様の意思決定のサポートをしています。
3.目標の共有
「売上規模5億円で息子に会社を承継したい」、「最新の設備を導入したい」等、お客様が今後どういった会社にしていきたいか、社長の思いをヒアリングします。上記2点「数字を用いた会計報告」「リスクの共有」はお客様が目標達成に向けて今どうするべきかの判断材料としてお伝えしています。
4.情報提供
補助金等の紹介はもちろんですが、前述したようなアイスブレイクから話が発展することもよくあります。
私が実際に文頭の話をした際に、お客様は、「売上高の確保が難しいのもそうだけど、それに合わせて賃上げも厳しいものがあるよね…今後会社を続けていくためにも人は採用したいし…」という話をしてもらいました。
この話から、お客様は売上高の確保よりも、賃上げによる固定費の増加・新規に人を採用した際に、会社にどのような影響があるのかが心配であることがわかります。
そこから「2024年の中小企業の賃上げ率が春季労使交渉の一次集計によると4.42%で去年よりも増加しておりますが、この上げ幅についてどう思いますか?」
「新しく人を雇うとすると、どういった人をどのくらいのお給料で雇う予定ですか。現状の財務からはこれくらいです。」
等のヒアリングを行い、未来の会社の姿として、弊社ではbixidというシステムを使い損益シミュレーションで視覚的に見てもらっています。
そうすることで、損益分岐点売上高(利益をトントンにするための売上高)や収支分岐点売上高(お金をトントンにするための売上高)がどう変化していくかをお客様にお伝えすることができます。
このように会計報告では、これまでの事業、リアルタイムの事業、収支分岐点売上高や、損益分岐点売上高を踏まえた上で、経営者が「人を採用する」、「設備投資をする」という意思決定がどのように影響していくかというところまでお話をさせていただいています。
実際の数字に落とし込みながら、お客様の目標とする会社を私たちと一緒に作っていきませんか。