「何がわかってないかを知る」不知為不知
知らざるを知らずとせよ
―不知為不知―
[原文](論語 為政第二)
不知為不知。
[書き下し文]
知らざるを知らずと為す。
[原文の語訳]
知らないことは知らないとする。
[解釈]
知らないことは素直に「知らない、わからない」と認めましょう。そうすることで新たに知ることができるのです。
知ったかぶりをしないということです。自分はなんでも知っている過信してしまってはいけません。
訊くはいっときの恥、訊かぬは一生の恥といいます。
仕事でも何が分かっていて、何が分かってないかをきちんと整理することで気付くことがあります。
勉強でも理解できていない部分がわかっていれば、そこを重点的に学習することで効率を上げることができます。
歩く百科事典と言われる人は、常に知らないことに気づいて情報収集しているのです。
計算ができないのは、公式を知らないからという場合あります。結構、そもそも論だったりするのです。
対人であれば、相手は何が分かっていないかを理解しようと意識することで伝え方が変わってきます。
商売ではお客さんが何を望んでいるか的確にニーズを捉えるためにマーケティングが必要となるのです。
ただ「ようわかりませんけど」というだけで知ろうとしないトップには困りものです。
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