[勝手推敲]令和3年8月12日付 編集日記

原文

須賀川市で４００年以上続く伝統行事「松明（たいまつ）あかし」の見どころは、巨大な松明が小高い山の上に並び、一斉に燃えていく壮観な情景にある。今年は新型コロナウイルスの影響で昨年に続いて、規模を縮小しての開催が決まっている
　▼縮小により松明は１本のみ。例年は、市内の中学校や高校がそれぞれ松明を作って、山まで運んでいく。祭りに広い地域を巻き込むこうした取り組みが、松明あかしを会場の周辺だけではなく、多くの市民から愛される祭りへと育んできた
　▼東京パラリンピックの聖火の種火おこしが各地で行われている。浜通りの各市町村でつくられた種火がきょう、Ｊヴィレッジで一つにまとめられる。郡山市で１５日に中通り、会津の火とも合わさって東京に向かう
　▼松明あかしをはじめ、地域の祭りと同じ儀式で火を送り出す市町村がある。山塩の窯の火を採取する北塩原村、幼稚園児が描いた火の絵を「種火」とした双葉町のユニークさも目を引く
　▼五輪のように発祥の地の火が全国を旅するのもいいが、各地の火がまとめられた聖火ほど、多様性の尊重という理念を体現しているものはあるまい。この火こそ、東京パラリンピックが全ての人々の祭典である証しだ。(2021年8月12日付 福島民友新聞社 編集日記)

推敲後

須賀川市で４００年以上続く伝統行事「松明（たいまつ）あかし」の見どころは、巨大な松明が小高い山の上に並び、一斉に燃えていく壮観な情景にある。新型コロナウイルスの影響により、昨年に続き今年も規模を縮小しての開催が決まっている
　▼縮小により松明は１本のみ。例年は、市内の中学校や高校がそれぞれに松明を作って山まで運んでいく。広い地域を祭りによって巻き込むこうした取り組みが、松明あかしを会場の周辺だけではなく、多くの市民から愛される祭りへと育んできた
　▼東京パラリンピックの聖火の種火おこしが各地で行われている。浜通りの各市町村でつくられた種火がきょう、Ｊヴィレッジで一つにまとめられる。１５日には、郡山市で中通りと会津の火とも合わさって東京に向かう
　▼松明あかしをはじめ、山塩の窯の火を採取する北塩原村など地域の祭りと同じ儀式で火を送り出す市町村がある。一方、幼稚園児が描いた火の絵を「種火」とした双葉町のユニークさも目を引く
　▼五輪のように発祥の地の火が全国を旅するのもいいが、各地の火がまとめられた聖火ほど、多様性の尊重という理念を体現しているものはあるまい。この火こそ、東京パラリンピックが全ての人々の祭典である証しだ。

後記

今年は新型コロナウイルスの影響で昨年に続いて、規模を縮小しての開催が決まっている
↓
新型コロナウイルスの影響により、昨年に続き今年も規模を縮小しての開催が決まっている

昨年に続いてなので『今年は』ではなく『今年も』に。
『昨年に続き今年も、新型コロナウイルスの影響より規模を縮小しての開催が決まっている』と悩みましたが『新型コロナウイルスの影響』が主体となると判断しました。

祭りに広い地域を巻き込むこうした取り組みが、松明あかしを会場の周辺だけではなく、多くの市民から愛される祭りへと育んできた
↓
広い地域を祭りによって巻き込むこうした取り組みが、松明あかしを会場の周辺だけではなく、多くの市民から愛される祭りへと育んできた

文字数増えちゃった。

松明あかしをはじめ、地域の祭りと同じ儀式で火を送り出す市町村がある。山塩の窯の火を採取する北塩原村、幼稚園児が描いた火の絵を「種火」とした双葉町のユニークさも目を引く
↓
松明あかしをはじめ、山塩の窯の火を採取する北塩原村など地域の祭りと同じ儀式で火を送り出す市町村がある。一方、幼稚園児が描いた火の絵を「種火」とした双葉町のユニークさも目を引く

『地域の祭りと同じ儀式で火を送り出す市町村』に『北塩原村』と『双葉町』の両方ともかかっているように読み取れるのですが

種火起こしは、双葉町が７月１日に県内トップを切って実施する。種火は実際の炎を用いなくても良いため、いわき市に避難中のふたば幼稚園の園児たちが復興への思いを込めて描く「火の絵」を種火とする。
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福島県５９市町村で独自に種火　東京パラ聖火リレーの集火に向け（福島民報） - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab3d4a6bf4165a0b30161363cce2ef971aa2d37e
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とあるので、別物として文を区切りました。

引用元

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【８月12日付編集日記】パラリンピックの採火：編集日記：福島民友新聞社 みんゆうNet
https://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/FM20210812-647095.php
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