「何事も絞りきらない」造父不窮其馬

造父は其の馬を窮めず
―造父不窮其馬―

[原文](荀子)
造父不窮其馬。

[書き下し文]
造父は其の馬を窮めず。

[原文の語訳]
造父はその馬を極限まで酷使しない。

[解釈]
名御者の造父は、扱う馬の全精力を使い切ることはしないということです。

少しは余力を残しておかないと、いざという時や最後の一踏ん張りがきかなくなります。

精一杯、全力を注ぐかどうかは自分自身が管理するもので、周りが強要することではないのです。

目一杯やって故障しては元も子もありませんし、あまりに窮屈すぎるとそれに拘束されてしまいます。

スケジュールも余裕を持って組みたいですし、ノートやメモ帳も余白を残して置くと良いと言います。

何事も絞りきらないようにしたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?