「簡単明瞭に伝える」言隠於栄華

言は栄華に隠る
―言隠於栄華―

[原文](荘子 斉物論)
道隠於小成、言隠於栄華。

[書き下し文]
道は小成に隠れ、言は栄華に隠る。

[原文の語訳]

道は小さな成功に隠れ、言葉は飾られた中に隠れる。

[解釈]
言葉を飾りたてることによって、その言葉に託された真意がわかりにくくなるということです。「本音と建前」だったり「綺麗事を並べる」などありますね。

横文字を多用されたり回りくどい言い方をされると、意味や真意が理解できないことがよくありますね。

また、目先の小さな成功に満足して、その先にある本来の目的を忘れてしまってはいけません。

「今日は売上が良かった」と数字や成績にばかりに目がいって、社是を置き去りにしてしまってはいけません。

作文を書いていて、文字数が足りないからと書き足した言葉によって、伝えたい内容が分からなくなってしまっては本末転倒です。

単純明快な言葉が真意をズバッと言い当てるものです。言葉は簡潔にしながらも、相手に伝わるようにするのが最良です。そのための語彙力を身につけたいですね。

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