「広い視野を持つ」用管窺天

管を用いて天を窺う
―用管窺天―

[原文](荘子 秋水篇)
用管窺天。

[書き下し文]
管(くだ)を用いて天を窺(うかが)う。

[原文の語訳]
管を用いて天を窺い見る。

[解釈]
細い管を使って大きな天を窺い知るということで、狭い視野で大きくものを見ていると誤解するということです。

特定の人やニュースソースだけを信じて、その事柄のすべてを知っているつもりでいるということです。

望遠鏡で特定の星は観ることができても星座として鑑賞することはできません。相互・相関関係を知ることで見えてくることは往々にしてあります。

原因がわかったところで、そこだけを修正さえすればあとは大丈夫ということではありません。前後周辺には影響を受けている箇所があるかもしれません。

単一端的な視点ではなく広く多角的な視野をもって全体像を見るようにしたいものです。

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