「適切に」割鷄焉用牛刀

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん
―割鷄焉用牛刀―

[原文](論語 陽貨)
割鷄焉用牛刀。

[書き下し文]
鶏を割くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん。

[原文の語訳]
鶏をさばくのに牛刀は用いない。

[解釈]
小さな鶏のため大きな牛用の包丁は使わないということで、小さなことを大げさにする必要はないということです。

少人数のグループでの会合に大会議室を手配する必要はありません。

現場の判断に委ねられていることに、わざわざ上位の許可を得る必要はないのです。その処理をする分だけ全体が遅れてしまいかねません。

スポーツなどで形や見た目から入る人がいますね。いきない一流の道具を購入したけど、結果的に自分のスタイルにあわないなんてことも。

大口をたたいて小さなことしかできないなんてことも。風呂敷は広げすぎないほうが良いのです。

多機能よりも単機能、高精度が選ばれる場合もあります。

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