「生涯現役で尽力する」鞠躬尽力、死而後已

鞠躬尽力、死して後已まん
―鞠躬尽力、死而後已―

[原文](三国志)
鞠躬尽力、死而後已。

[書き下し文]
鞠躬尽力(きくきゅう・じんりょく)、死して後已(や)まん。

[原文の語訳]
うやうやしく身を屈め尽力することを、死ぬまでやめない。

[解釈]
この身を捧げて死ぬまで全力でやり続けるという強い決意の表明をした三国志・諸葛亮の「後出師の表」の一節、四字熟語「鞠躬尽力(きくきゅうじんりょく)」の由来です。

政治家にこの言動を期待する気持ちは多いですが、決して特定の職業などに限ったことではないのです。伝統や文化を継承する人たちも口にしないだけで無言実行し続けているのです。

師弟関係では当たり前のことかもしれませんが、組織の中ではなかなかここまでの関係を築くことは難しいかもしれません。部下を散々に批判するトップに対し部下がこのような気持ちを抱くことは皆無でしょう。その中でも顧客や民のためを思ってくれる人はありがたいものです。

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