「自分のことを知ることから」知人者智、自知者明
人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり
―知人者智、自知者明―
[原文](老子)
知人者智、自知者明。
[書き下し文]
人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり。
[原文の語訳]
他人のことが分かるのは智者、自分を知る者は明智の人である。
[解釈]
自分のことは案外わかっていないものです。まだ先にある限界を知らずに「これでいいや」と妥協してしまうのはもったいないですよね。相手に勝つこと以上に、自分に打ち勝つことは難しいものです。
人は未知のことに対しは体験してみないことには自分の潜在能力を見出すことができません。
成功の秘訣は外界にあるのではなく、自分のもつ人間としての「考える力」にあると言われいます。
自分のことが分かっていると、周りの人に及ばないことや助けられていることに気づきます。そして足りないことを乞うために謙虚になれるのです。
逆に「彼を知り、己を知れば、百戦するも危うからず」とあるように、自分の強みをしっていれば、それを武器にして勝負することもできるのです。
できる人は相手を知るだけでなく、自分と相対的に比較分析までこなすのです。
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