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こうめい@なるぱら
2017年2月7日 05:20
石に中りて鏃を没す―中石沒鏃―[原文](史記 李将軍列伝)以爲虎而射之、中石沒鏃。[書き下し文]以て虎と為して之を射(い)、石に中(あた)りて鏃(やじり)を没す。[原文の語訳]虎だと思って弓を射ったところ、鏃が石に突き刺さった。[解釈]「石に立つ矢」の由来です。強い思いがあれば達成できるということです。「一念岩をも通す」という言葉もありますね。成功をイメージすることで
2017年2月6日 04:41
多多益益弁ず―多多益益辨―[原文](史記 淮陰侯伝)多多益益辨。[書き下し文]多多益益弁ず。[原文の語訳]やるべき事が多いほど上手に処理できる。[解釈]処理能力や生産性が高く、任されたなら任されただけ結果を出すということです。できる人は物や人、時間を有効活用してどんどんと仕事をこなしていきます。「忙しい人に頼め」という言葉もありますね。ただ処理能力や生産性に長ける
2017年1月22日 05:14
自ら卑うすれば尚し―自卑也尚矣―[原文](史記 商君伝)自卑也尚矣。[書き下し文]自ら卑(ひく)うすれば尚(たっと)し。[原文の語訳]自らへりくだった態度でいれば自然と人から尊敬される。[解釈]へりくだる人は他人から尊敬されるということです。ただ、いかにもあからさまなのは嫌ですね。できる人に傲慢や横柄な人はあまりみかけません。トップにも物腰や柔らかで気さくな人が多い気
2016年12月29日 05:23
驥尾に付す―附驥尾―[原文](史記 伯夷伝)顏淵雖篤學、附驥尾而行益顯。[書き下し文]顔淵は篤学なりと雖も、驥尾に付して行い益々顕る。[原文の語訳]顔淵は学問に励んだが、駿馬の尻尾に付くことで益々名を世に広めた。[解釈]駿馬の尻尾に付くといいうことで、優れたものに付き従い自分の力以上の事を成し遂げることです。顔淵は学問に励んでいたが、それだけでなく孔子に学んだことによ