躁状態で500万の貯金でレコードを買いあさり、クレジットカードを4枚作った挙句多重債務者となり、鬱状態で会社を休職し実家へ強制送還。26歳で200万円の借金を抱えている私が愛した珍盤(珍しいレコード)とは何か。今回はその第3弾。東芝教材用レコードに焦点を当てたい。
珍盤ナンバー3 東芝教材レコード 交響詩「中央アジアの広原にて」
この珍盤は、教材用レコードと銘打っているだけあって、付録の紙には指導のねらいや指導の要領が事細かく記載されている。恐らく、教師が授業で使用するために作られたものだろう。その内容をご紹介しようと思う。
学生時代音楽の成績が悪かった私は、指導のねらいは理解できるが、指導要領の内容が頭に入ってこなかった。中学3年生が理解するのはハードルが高く、私が当時学生であったら間違いなく心が折れていたと思う。このスパルタ教育こそが、昭和の高度経済成長を支えていたのかもしれない。