白米と玄米の使い分け
玄米ってどんなイメージでしょうか?
「健康的」「ミネラルが豊富」「痩せる」「マクロビ」
なんとなーくそんなイメージがあるのでは無いでしょうか?
実はこれ、、、
正解でもあり間違いでもあります。
玄米が合わない体質がある
どんな体質の方かというと
「気虚」と言う体質の方です。
特に「脾気虚」と言う体質。
具体的には・・・
・疲れやすい
・少食、胃もたれしやすい
・夢をよく見る
・舌は色が薄く大きめ
・大きな声を出すと疲れる
・むくみやすい
・下痢をしやすい
・汗がたらたら止まらない
・食後異様に眠くなる
・女性は月経期が長い。
この中でいくつか当てはまる方は気虚の要素を持っているため
玄米食は要注意です。
消化にエネルギーを使う
玄米は消化するのにエネルギー、すなわち「気」を使います。
そのため、エネルギーにあふれ、熱も高く活気があり
どれだけ食べても胃もたれしないタフなタイプの方は
玄米食が向いています。
ヴィーガン食で体の調子がよくなる方も
おそらくこのタイプでは無いかと・・・
熱が旺盛で良く食べるため、玄米を食べるとバランスが整い体の調子が良くなると思います。(私はこのタイプ)
子供に玄米食は向かない
私は子供に玄米食はおすすめしません。
なぜなら東洋医学で子供はまだ「脾」が未熟だと考えるからです。
「脾」とはわかりやすく言うと胃腸。
栄養を作り出したり、持ち上げるような作用をもちます。
子供の薬膳の基本は「脾」のケアになります。
その為、消化が良くない玄米は子供が食べたものを栄養に変え、成長していくのを妨げてしまう可能性があります。
(むしろ下痢や疲れが出てしまうかもしれません)
玄米の良いところ
玄米、とても良い食材で私は大好きです。
ビタミンやミネラルが豊富で玄米だけでたくさんの栄養を摂る事ができます。
また体に溜まった老廃物(東洋医学で言う「痰湿」「瘀血」)をきれいにしてくれる作用があります。
また食物繊維も豊富なため便通を良くしてくれます。
結局玄米と白米、どう使い分ける?
①気虚・脾気虚のかた
まずは気虚、特に脾気虚に当たる人は玄米はなるべく避けるのがベターです。もし食べるのであれば柔らかめに炊く、白米と半々で炊く、お腹の調子がいい時に食べましょう。
②気虚でもなく特に不調のない健康な方
この方は正直どちらを食べてもらっても構いませんが
食べた時の自分の体の変化には注意しましょう。
もしも疲労感や肌のくすみ、毛穴が線のようになるのに気づいたら
白米に戻しましょう。
・疲れが溜まっている時→白米
・脂っこいもの、暴飲暴食をした→玄米(ただし胃もたれしていたらNG)
こんな使い分けもありです。
③痰湿、瘀血体質の方
簡単に言うと運動不足だったり普段から脂っこいものや味の濃いもの、辛いものなどをよく食べる方です。
基本的に体格も普通〜大きめ、がっしりめの方が多いと思います。
こういった方は積極的に玄米を取りましょう。
暴飲暴食により胃腸に疲れが出ている場合は柔らかめに炊いて食べてみてくださいね!
①〜③に共通して、よく噛んで食べることは必須ですよ!
最後に・・・
今回は玄米と白米の使い分けを紹介しました。
この記事だけでも、巷にある健康情報がいかに体質を知って自分で選択しないといけないかがわかりますよね。
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