見出し画像

フィンランド旅行には美術館行き放題カードがおすすめ


去年のフィンランド滞在で買ってよかったものナンバーワンはMuseokortti(むせおこるってぃ:ミュージアムカード)だ。

とにかくおすすめなので、我こそは美術館・博物館などのミュージアム好きだ!という方がフィンランドを旅するときには、ぜひ検討してほしい。

Museokorttiとは


79€でフィンランド中360以上のミュージアム施設に1年間通い放題になるカード。大小ほとんどのミュージアム施設がここに含まれる。

カードはオンラインかMuseokortti対象施設で購入することができる。購入時に個人情報を登録する必要があるが、番号やアプリを使うことで即日利用できる。

後日、物理カードが登録住所に郵送される。この郵送先は日本の住所も指定可能だ。フィンランドに一ヶ月以上滞在する場合はその滞在先を記入することもできる。

79€は高くない


最近のレートだと12,000円もするカード。いくらミュージアム行き放題だとしても高いと思うかもしれない。

ここで私が去年訪れたミュージアムの大人一人分の入館料をみてみよう。

平均15.64€、日本円にして2470円だ。


そう、フィンランドのミュージアムは安くない。特にヘルシンキでは20€以上かかることも珍しくない。ヘルシンキであれば3〜4つ行けば元が取れてしまう計算だ。

私は3ヶ月のフィンランド滞在のうち、2週間をヘルシンキ、1日をタンペレ、残りのほとんどはロヴァニエミで過ごした。
この間に14のミュージアムを訪れ、その合計入館料は216€だった。それを79€のカードで済ませた訳だから大儲けだ。

フィンランド中の最も著名なアートがあつまる、アテネウム美術館。建物自体もアートだ。


フィンランドの素敵なミュージアムについては後日また書きたいと思うが、Museokorttiのお陰で躊躇なくたくさんのミュージアムに行けたことはとてもよかった。お目当ての展示だけをみたり、ランチやカフェのついでに展示もみることができた。サカバンバスピス狙い撃ちだってできた。滞在がより充実したものとなった。

ヘルシンキ現代美術館で、運良く開催されていたTom of Finlandの大展覧会。


美術館の前でお財布の中身と睨めっこしたりせず、サラッと入れる。観光客というよりも、なんだかその街に暮らしているような気分になれる。Museokorttiは旅先が日常になる、そんなカードでもあったのかもしれない。

# サムネイルはヘルシンキ市立美術館(HAM)の外にいるカモメ。このときはトーベヤンソンのフレスコ画の展示がみれた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?