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当たり前の自由

三度目の緊急事態宣言。

もう世の中がコロナ前に戻る事はないんでしょうか。

一年前の春、未知のウィルスが本当に怖かったです。出来る限りの対策をして、家族を守ろうと頑張りました。勤務先が保育園だった為、職場で感染者一号になったら多大な迷惑をかけると思って、ゴールデンウィークも家にこもっていました。コロナで亡くなった芸能人の死と芸能人の自死も、不安に拍車をかけました。

あれから、一年。

連休前に緊急事態宣言や蔓延防止策が発令されて、また去年と同じように、抑圧されたゴールデンウィークを迎えようとしています。

コロナ禍となってから、一年数ヶ月。家族の勤務先や知人の家族に感染者がいましたが、軽い風邪程度、または無症状でした。

こじらせた風邪もインフルエンザも、本当に辛いですよね。鼻風邪ひいてるだけでも苦しくてしんどい。息子はコロナ前は、毎年のようにインフルエンザに罹ってました。インフルエンザの薬を飲んでも熱が下がったり上がったりして、毎度2キロくらい体重が落ちてました。今年に入って、家族が発熱でPCR検査しましたが、陰性でした。コロナではなかったけど、三日間熱があり、辛そうでした。

コロナと風邪とインフルエンザ。コロナだけがとても怖い感染症だというのは本当なんでしょうか。TVで知る情報はどこまで信用出来るんだろう。


昨日、都心の街を歩きました。

一人で黙々と歩く人もみんなマスクしてました。この世の中だから、本当にみんなマスクしてます。一人で黙って歩くのにも、自転車を漕ぐのにもマスクをするのは、①当然、感染防止、②本当はしたくないけど人目を気にしてる。どっちなんだろう。私は、一人で外を歩く時もマスクをするのは、人目を気にしてるからです。本当は外を一人で歩く時くらい、マスクをしないで歩きたいです。

天気が良くて、歩くと汗ばむ陽気の昨日、一人で杖をついてゆっくりと、でも一生懸命歩いているお爺さんもマスクをしてました。小さな公園で遊ぶ幼児もマスクをしてました。我が子が成人していて良かったと思ってしまいます。もし自分の子どもがこの時代に、乳幼児や児童だったら、、どんなに胸が苦しかったかな。みんな熱中症にならないでね、と思いました。うちの娘は高校時代、部活中に熱中症になり、救急車で運ばれてます。マスクしてない高校生が熱中症になるんだから、マスクして生活してる小中学生が心配。。熱中症防止に、適宜マスクを外すように言われても、もはや、大人も子どもも、人目があると外しにくい世の中です…。


都心の街には、たくさんの人がいました。おそらく明日からたくさんのお店が休業するだろうから、連休前の金曜日の夜を楽しむ人達が、マスクを外して楽しそうに飲食してました。

友達と飲食したり家族で旅行したり、このご時世でも出来る範囲で生きてる事を楽しんでる人は、意識が低く、危機感が足りなくて、非難されるべき対象なのか。それとも、おかしな世の中から目が覚めている人なのか。どっちなんだろう。


未知のウィルスに怯えてた去年から一年ちょっとが過ぎて、"コロナに慣れてきた"というよりは、もしかして、コロナは、怖くないのでは?と思えてきました。死亡率も重症化率もとても低いようだし、感染者がバタバタと死ぬ病気ではないことはたしかです。

本当に世界を脅かす怖い感染症なら、TVの人達が、スタジオに集まってノーマスクで話したり、笑ったり、歌ったり、演技したりなんか出来ないと思うし、感染予防を主導している厚労省の職員が深夜まで飲み会なんか出来ないと思うんです。TVの人たちが毎日、ノーマスクで何時間も喋ってるのはオッケー、学校も満員電車もオッケー、オリンピックもオッケーで、飲食店や映画館やイベント、旅行がダメって、、。矛盾し過ぎてて、なんだか気持ち悪いです。

当たり前の自由は、コロナ終息の先にある、そのための措置だから仕方ない。そう思って、一年以上過ごしてきたけど、なにか、違う気がしてきました。

当たり前の自由がどんどんなくなって、それが当たり前になっていくことの方が今は怖い。

色々なことが制限され、管理された世の中になっていきそうでとても怖いです。

来年の今頃は、どうなっているんだろう。

どうか、子どもたちがマスクなしで、思いっきり遊べる世の中になっていますように。




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