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インド映画『RRR』を映画館で観たら、激しかった!

先週、遅ればせながらインド映画『RRR』を映画館で鑑賞。1920年頃のイギリス植民地時代のインドを舞台に、ふたりの男の友情と、イギリスから自分たちを守るための戦いを描いたアクション超大作。人が死ぬシーンが多すぎて、たまに目をつぶりながら、約3時間ずっと惹きこまれ続けた。インド映画の特徴は、ほぼすべてに「歌と踊り」があり、いつもそこは楽しみな部分だ。
 
もうひとつの特徴は、歴史や社会問題を取りあつかっていること。今回はイギリスによる植民地時代にいかに理不尽でひどい扱いをされたか。他には、カースト制度、ヒンズー教徒とイスラム教徒の分離(イスラム教徒はインドを追い出され、バングラディシュやパキスタンに行かされた)、子どもの誘拐や児童強制労働など、一度鑑賞したら、忘れることはない。
 
最初にインド映画に魅せられたのが、学生時代にバックパッカーでインドに行ったとき。ニューデリーで時間があったので、映画館に入って「ボンベイ」という映画を鑑賞。さすが人口が多いインド。日本の大きな映画館を横に5つくらいくっつけた大きさだった。ヒンズー教徒とイスラム教徒のカップルが、離れ離れにならなければいけないことになり、傘をもった悲しみの歌とダンスを今でも覚えている。幻想的だった。
 
『RRR』に話を戻すと、2022年10月に公開されたインド映画で、日本国内累計興行収入は5億を超えた。日本におけるインド映画の最高記録を更新し、1990年代に4億円を稼ぎ出した『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995)を大きく引き離した。(『ムトゥ 踊るマハラジャ』もお勧め)
 
インド映画は「生きること」や「不条理なこと」を考える機会を与えてくれながら、歌と踊りのエンタメの要素があり、クセになってしまう。

インド映画をもっと知りたい方は、インド映画を何本か紹介したnote記事もよかったら読んでくださいね!


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