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【風の時代の養生学】春+酒+スマホは目の疲れが倍増。「晴明(せいめい)」のツボと手目カップでケアしましょう!

目の疲れ、気になりませんか?

夕方になると、目がしょぼしょぼする。目が乾く。
夜になるとピントが合いにくくて、小さな文字を読むのが面倒になる。
夜中、ようやくスマホを置いて寝ようとすると、目が熱をもっているような感じがする……。

原因はスマホやパソコンの使いすぎだとわかっていても、使う時間を減らすのって、そうそうできませんよね。

私も、Clubhouseを始めてから、より目が疲れています。耳だけ使えばいいはずなのに、つい画面を見続けてしまい、ああ、イカン!の繰り返し。

目にとって最悪なのは春のZoom飲み

前回、中国医学の考え方で、春は陰陽五行の「木」「風」と関連し、とくにストレスの影響を受けやすいというお話をしました。

春にはイライラ、抑うつ感・不安感、下痢や便秘などの排泄のトラブル、肌のかゆみやにきびなど、発散・排泄・解毒に関わる症状。頭痛、目の疲れ、肩や首のコリ、目や肌の乾燥、耳鳴り、入眠困難タイプの不眠といった症状も増えてきます。

「木」「風」と同じグループに所属するのが「肝」と「目」
「肝」が疲れると目の疲れや乾き、目の痛みや視力低下につながる。
目を使い過ぎると「肝」に負担がかかるという双方向性があります。

深夜まで、お酒を飲みながら、パソコンやスマホを見ている。
さらに日中はテレワークでイライラしながら仕事をして、憂さ晴らしにまたZoom飲みなんていうのは、目にとってこの上なく最悪というわけです。

目の疲れにはまず「晴明(せいめい)」

「晴明」というツボはその名の通り目がすっきりと明るくなるようなツボ。

目が疲れたときに、自然に鼻の付け根をつまんでいる人もいるかと思いますが、これ、惜しい。晴明は目頭と眉頭の間の目頭寄りが正解です。

晴明の場所と刺激の仕方

右手の親指(または中指)の先を右の目頭の少し上(眼窩の凹み)に当て、軽〜く、ゆ〜っくり押し上げるように圧を加えます。
苺を押してつぶれないくらいの力で5~10秒くらい圧を加えると、ず〜〜んとした響きを感じるはず。

慣れないうちは、片方ずつ、少し慣れたら両方一緒に刺激しましょう。圧を弱くしたり、また強くしたり、ごくごく小さく指をまわすように動かしたりして、30秒程度刺激します。

仕上げに両手を擦って手をあたため、手でカップを作ってふんわり、目を覆いましょう(手目カップ)。眼球であたたかさを味わいながら1分程度。すぐ手が冷たくなる人は手を擦り直して。

このときに、晴明にまだ押した感じが残っている人は、力が強すぎです。
強ければ効くというわけではないので、ていねいに緻密に、瞑想するように心を落ち着けて、圧と響きを感じるようにしてください。

ぱっと手を離して目を開けると、あ〜ら不思議。目がなんだか軽く、視界が明るくなっているはず〜。もしも、すぐには感じられなくても、これ絶対に目にいいので、イライラせずに地道に続けてみてください。

どうしてもめんどうな人は、布団に入って目をつぶってから、手目カップだけでもやってくださいね。

緑を見ること、遠くを見ることは鉄板のおすすめです。
下の写真の緑部分はこんもり成長した豆苗ですww。
ではまた。


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