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体内に胎児レベルの腫瘍が見つかった話

お世話になっております!細川成美です!

twitterを見てくださっていた方々の耳には
聞き馴染みがあるかもしれません…。
今回は手術で巨大な腫瘍を摘出した時の詳しい話をしていきます!


というのもですね、前置きでまず伝えておきますね!
私にできたのは巨大な「卵巣腫瘍」でございます!

それで今回はどうして記事をまとめようと思ったのかというと、

卵巣腫瘍は、女性に出来る腫瘍でございます。

そして私のtwitterフォロワーさんには女性が多くてですね、
かつ私と同じように一人暮らしをしている方も
たくさんいらっしゃるかと思います。

私は一人で暮らしており、痛みも伴わなかったためなかなか症状に気付けず、腫瘍を大きくなるまで放置してしまいました。

一口に卵巣腫瘍と言っても様々な症状がありますが
もしそういう方が私と同じようになった時に、
少しでもハッとなる、危機感を持って病院に行こうと思えるように、
医療的な観点からは難しいですが
「私が生活上感じた症状に関して出来る限り詳しく」
伝えようと思ったからです。

男性がなることはない病気ですが、
これらがいつ身近な女性に降りかかるかもわからないので、
恋人や、友人、家族や娘さんなど、周りに女性がいる方は
よかったら読んでください!



↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓



①ことの発端。119。

7/7、朝6時頃
今まで感じたことのないお腹の激痛で目を覚まして、
混乱した頭のままよろよろとトイレに向かいました。

食べ過ぎでなる腹痛なんて目じゃない、
生理痛でもこんなに痛くなったことないよ?ってくらい

ものっっっっっっっそい痛かったんです。

私は、異常性を察知しました。

冷や汗もかきろくに動けないレベルの痛みで
私もしかして死ぬ!?なんかすごい病気でもあったか!?
という混乱や不安も相まって頭はグワングワン…

悪いものでも食べたかと思ってトイレに座るも、
便座に座ってるのもキツくてトイレ外の床になんとか横になったら、
どうやら痛みで気付けなかっただけで吐き気も同時に催していたようです。
その場に吐きました。

その時、
そういえば一年ほど前も異常な腹痛に遭遇したことを思い出して、
もし病気があったら困る…と嫌な予感がしたので
流石にこれは放置できないと思い人生で初119しました。

ただ、出すものを出してからは腹痛が治り、
どうしても吐いたものを放置するのが嫌すぎて
救急隊員が来る前にとにかく床を掃除して…笑
床の汚れを取り除いてから、救急隊員が到着する頃には痛みは引いてましたが病院で診てもらうことに。

みんなも、感じることがあるんじゃないかなと思うんですよ。
あれ?痛い!おかしい!って、嫌な予感がしたら迷わず119してくださいね!

何もなかったら迷惑かもとか、大げさかも、とかそういうことは考えなくていいです!
とにかく119!
何もなければそれでいいんだし!

私も吐き終わってからは痛みが引き、本当に急患?ってくらいけろっと立って歩けてたし救急車でも普通に座ってたんですが、
このときの119のおかげで巨大な腫瘍が判明したので!
もしかしたらの最悪のケースを想定して、きちんと119しましょう!



②とりあえず病院へ。

すると、着いた先の病院でスタッフの方々から、

「なんだか、お腹がすごい張ってない?妊婦さんじゃないわよね?」
と言われたんです。

その時の私は
「前日結構多く食べちゃったし、そのせいで膨れているのかも、、、」
(実際いつもよりちょっと多めに食べた自覚がありました)
と返しましたが、

「う〜んでも、これは張りすぎじゃない?ちょっと指で押してみますね。」

と腹部のいくつかの箇所を指で押され、痛みなど確認されました。
押されても、全く痛みなどはないわけです。


でも、一つ頭を過ぎったことがありました。

実はここ何年かの私のお腹は、
食事量が減っていたのにもかかわらず、
運動をしていたにもかかわらず(一時期はランニングもしてました)、
引っ込むどころか膨らむばかりだったこと。

思えば大学入学してからウエストが大きくなってきて、
ウエストを出す服が着られなくなったんですよね。
それである時お腹を見てみたら、下腹がぽっこり膨らんでたんです。
なんでこんな、肩や鎖骨は出てるのにお腹だけ張ってるんだろう、
変な体型だなって思ってさらに体型を出す服が着られなくなりました。

本当ならこの辺りで気づくべきだったのですが私は気付けなくて、
さらに数年後、119する辺りにはそのウエストがどうなってたかというと、

へその下あたりからあばらの辺りまで大きく膨らんでました。

しかも、大抵の人はたとえ痩せ型じゃなくても
仰向けになるとある程度お腹がへこんであばらが出ると思うんですが、

それでもまっっっっったくへこみませんでした。
あばら出なかったんです笑


体系的には痩せ型ではないけど、健康的な範囲内の体重でした。
でも異様にお腹だけ出てたんです。
でも触ると別に硬くないし、女性には様々な体型があるし、
私にはもうこびりついて落ちない脂肪があって
一生この体型のままなんだろうなと思って生活してました。


病院でCTを撮って、そうしたらですね。

医師から
「検査の結果、何らかの、液体のようなものが入った大きな腫瘍が見つかりました」と。

ここまで大きくなる腫瘍は、基本は卵巣とのことで、
どこの腫瘍なのかというのを検査するためにそのまま産婦人科の外来に回され検査をしてもらうと

「え!?ここまで張ってる…う〜んどっちかまではわかんないなあ、ちょっと押してみますが、痛みを感じますか?」と聞かれ…
いくつか指で押されるんですが痛みは全くなく…

しかしCTの写真も交えて話を聞いたら、びっくりですよ。

私の肺下から下腹部にかけてを、
ものすごくでかい何かが陣取ってたんです。

画像1

これこそが卵巣腫瘍でした。(直径30センチくらいあった…)

・背筋を伸ばし、胸を張ってもお腹が膨らんでる
・仰向けに寝転んでも引っ込まない
・普段より多い量を食べたわけでもないのに食後毎回お腹が張る
・(腫瘍に圧迫されて)食事量は減っているのに、ウエストだけは増えていく
・(腫瘍に圧迫されて)食事量は減っているのに、当然体重も増えていく
・いつもなら食べられるはずの量でお腹が痛くなったりする
・頻繁に便秘に
・7/7の異常な腹痛と嘔吐(腫瘍に圧迫されていたためと思われる)
(もしこれらの、私と同じような症状があったら、悪いことは言いません病院に行ってください。)

なるはずですよ。
見た感じ胎児くらいのサイズ感のものが私のお腹にあったんで、
(中に入ってるのは液体だから柔らかいけどね)
胃とか腸が、どうやら巨大化した腫瘍に押されていたみたいなんですね。

ギュウギュウですよね!!(すんません)

医師の方、けろっとした顔でしたが

「こんな大きいものが入ってたら…そりゃあ食も細くなるし、吐きます!!!!!!!」と言われました。

ただ、このサイズでもし悪性腫瘍なら、
もっと痛みが伴ったり
目に見えて健康に現れてげっそりするはずなので
こんなサイズでもピンピンしているあなたの腫瘍は
良性のものの可能性が高いです、とのこと。

でも本当に、
腫瘍に押されて消化できなかったことでのお腹の張りや腹痛以外、
腫瘍自体は痛みを全く伴わなかったので
私の食生活が原因の肥満だと思ってたんです…恥ずかしい話。

でも人並み以上には食べないし、
お酒だって月一回飲むか飲まないかで、
脂肪だとしても自分のお腹をつまむことができなくて不思議ではあった。(水風船みたいなものがつまって張ってるんだからそりゃあつまめないよな)

しかもかなりショックでした!
何しても痩せないし、
着たい服は着られなくなるし、
この兆候は、小学中学時代にはほぼなく、大学?くらいからわかりやすく見え出してあれ?って思っていたものなんですよ。

早く気づけばよかったです。
私は着たい服を着れない時期が長くなりましたが、早く気づけば気づくほど、そういう時期を減らせるんですよ!大事!



③愛知に帰省。

良性とはいえ、早く摘出しないと破裂するかもしれないし
いつ悪性のものに変わるかもわからず危険!
手術をしましょうということになりました。

関東圏内で一人暮らしをしていましたが、
手術をすることになれば当然、働いている家族に病院に来てもらう機会が出てきます。

ですので病院は愛知で探し、病院連携で
紹介状を書いてもらいました。
病院の中には、個人では予約不可のところがあるので、
その場合は病院連携で予約を取ってもらうと良いです。

そして私は、7月以降に展示を三つ控えていたので
作品をいくつか描いた後、残りの作品と画材を持って急いで愛知へ帰省。

というのも、愛知に帰ってすぐ受診できるかというと出来なかったのです。

当然、産婦人科には妊婦さんが来るのでコロナで脅かすことがないよう
愛知に来てから二週間はコロナにかかっていないか様子見の期間を設けててくださいと言われていました。
7/7に発覚したものの、愛知で病院に受診するのは少し遅がけになってしまいました。


愛知の方で何度か病院に通いながら一通り検査を受け
多い日は1日に3〜4箇所針を刺されて腕が穴らだけになりました👶(大げさ)

手術の日取りを比較的早めに入れてもらえたのと、
幸いなことに私の症状は痛みがなかったので
入院するまでの間に制作を進めました。

正直にいうと点滴の針より、
コロナ検査のためのPCRの方が激痛で泣きました。内心キレた…👶



④入院

個人情報なので伏せますが8月中旬に入院スタートしました!

私の場合は役七日間、手術の際全身麻酔を使うので、
前もって麻酔に関しての説明をされました。
また指示された通り腹帯を買ったのでした…
(通常、妊婦さんのお腹を支えるためのものです。でも私の場合はお腹を切る手術だったので、術後動いた時に傷が開かないようお腹をきちんと締めて支えるという目的でした)


手術自体は、二時間ほどで終わったようです。

私が取った方法は開腹手術でした。
文字通り、お腹を切って腫瘍を出すという方法です。

「え?30センチはある腫瘍を開腹手術で?」

となるかもしれませんが、私の場合は6センチほど切るだけで済みました。
しかも病院側の配慮で、へそよりかなり下の方にしていただき、パンツを履いたら隠れるくらいの位置にしてもらえました!

ワー!ありがたき!

30センチある腫瘍がなぜ6センチの切り口で済んだかというと、
卵巣腫瘍と一口に言えども多様な種類がありまして…

私のは細かく分類すると、漿液性嚢胞腺腫ではないかと診断されました。

漿液性嚢胞腺腫(しょうえきせいのうほうせんしゅ):
腫瘍の中に淡黄色透明の粘稠度の低い液体がたまり、水風船のように単房性で薄く平滑な壁に包まれています。悪性化する可能性は基本的にはありません。

みずほ女性クリニック/子宮・卵巣の病気、卵巣腫瘍より

説明にある通り粘度の低い液体が詰まっている腫瘍ですので
手術の際、その液体を全て出してしまえば小さく萎むわけです。

しぼめた状態で摘出が可能だったので、30センチもあった腫瘍ですが、
切り込み6センチで摘出出来ました!

あんなに大きくなっちゃったので手術がかなり怖かったんですけど、ある意味不幸中の幸いかもしれない…

ちなみに術後1日目、
看護師に手伝ってもらい立ってみるとその瞬間、切った傷口の痛みよりも…
全ての内臓が下に引っ張られるみたいな胴体内の異常な痛み?違和感とダルさで速攻座りました。
え!?何!?と思いましたがよく考えたら、へそしたからあばらまでの巨大なスペースを陣取っていた腫瘍が手術によって突然無くなったため、内臓の位置が定着するまで動いていたのではないかと思います。

うん、まあ普通に考えたらそうなる。

実際、お腹むっっっっっっちゃ凹みました。それに伴い体重も4.5キロほど落ちていました。つまり腫瘍は4.5キロほどだったというわけです。
恐怖でしかない。

またずっと横になっていたためなのか、立ち上がったり座るたびに腕に力を入れていたので使いすぎたためなのか、肩が異常に痛くなるということがあり湿布ももらっていました。

一日目はとにかく座るのもキツく、ご飯も途中で諦めましたが二日目くらいからはもうしっかり全食食べれるようになり、座っても苦痛ではなくなりました。

ベッドに横になっていると睡眠時間が狂うこともあって、
他に何もすることないからと夜中までipadで絵を描いてることもありました。
(絵描きさんは、ipad持っていくのがいいです絶対。本もオヌヌメ)

入院中東リベの絵を描いていたのを夜勤の看護師に見られて、私も見てるんですよ〜〜!と教えてもらい意気投合し、 相手は場地推しだったのでポストカードに場地を描いて渡しました笑
退院するとき、また別の看護婦さんから、東リベ見てるんですよね!聞きました!私はドラケンが好きです!って教えてもらいました。
東リベ女性ファン多いの知ってたからもっと早く会話しておけばよかったな〜って軽く後悔しています、、、病院勤務の人にも当然ファンいるよね〜〜〜泣
もっと色々話せたかもしれないので。

入院中の楽しかったエピソードです。

ちなみに退院後もしばらくは傷口の痛みや動体の違和感や肩の痛みが残っており、少し歩くだけでもきつかったのですが、ここ最近は長く歩けるようになりました!



⑤診断結果

私の場合はまず入院して摘出手術、その後摘出した腫瘍を調べて診断という順番になりました。

なので入院の最中は良性なのか、悪性なのか、ガンなのかもまだ不明で
看護婦の方に、「不安はないですか?ガンなら、抗癌剤の治療が始まることになるので…」
と言われました。

あんまり変なことを言っても嫌だし、SNSからはひっそり離れてました👶

ちなみに術後と術後一日目はまじで痛みで寝たきりで、携帯を見る余裕もなかった笑

診断結果はさっき述べた通り、「漿液性嚢胞腺腫」なのではないかとのことです笑

ただ、あまりにも大きかったので、判明していなかっただけで悪性であったり、ガンである可能性が0ではないということで何ヶ月ごとかに受診して一年以上は様子を見ましょうということになりました!

家族はぬか喜びしないようにガンかもしれない可能性を考えてもし診断されたらカツラを買おうとか考えてたみたいです笑

今回は幸いにも良性である可能性が高い腫瘍だと判明し、

悪性ではなかったので痛みも感じておらず結果的にはよかったですが、
発見が遅れてかなり大きくなってしまいました。
放置すると、悪性に変わるものもあるらしいので
早期発見が一番ですよね。

これがもしガンや悪性の腫瘍だったなら、、、と考えると恐ろしいです。
記事中にも描いた通り、7/7の異常な腹痛が起こるまでの何年間に、

・背筋を伸ばし、胸を張ってもお腹が膨らんでる
・(おそらく卵巣腫瘍が出来て中期くらい)極度の栄養失調症かのようにへそあたりがぽっこり膨れてました。
・仰向けに寝転んでも引っ込まない
・普段より多い量を食べたわけでもないのに食後毎回お腹が張る
・食事量は減っているのに、ウエストだけは増えていく
・食事量は減っているのに、体重が異様に減らない、増えていく
・いつもなら食べられるはずの量でお腹が痛くなったりする
・圧迫されていたからか頻繁に便秘になる

気づかないだけでこの辺りのサインが実はあったなあ〜
と思い返しましたので女性の皆様、お気をつけて。

ほんっっっっっとに私みたいにまじで気づかない人間もいると思うので…

たまたま私は良性度の高い腫瘍で巨大化してもなんともなかっただけで、
別の腫瘍なら本当ならもっと早い段階で悪影響なり、痛みが出ているのではないかなと思います。

卵巣腫瘍は(種によって、なりやすい年齢などはあるみたいですが)年齢にかかわらずなる可能性のある病気です。
私は二十代ですが、さらに上の世代、40〜50代でも普通にあり得ます。

また、私が陥ってしまった問題…

①実は一時的に学校を休学していたので、健康診断に行けてなかった。

②日頃の食生活や生活習慣が乱れていたため、太ったと勘違い。
私のように生活習慣の乱れに自覚のある女性もいるかもしれないですよね。同じように、脂肪がついて太ってしまったのかな?と思い込む可能性も。
以上のことを踏まえて、

①少しでも体に違和感や、痛み、不快感を感じたら、病院に行きましょう。
②もし、経験したことのない痛みや苦痛などが起きたら迷わず119しましょ
う!仮に一時的でも診てもらった結果特に何もなくても、とにかく診てもらうことに意味があります!
③毎年の健康診断は、とても大事!

119しないでより悪化するより、何かが判明した方がずっといいってもんです。

この記事を読んだ方は是非、そうしてくださいね。
私との約束ですよ!!!!



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