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終わりは始まり | ライター奮闘記2024/5

前回から3ヶ月も経ってしまいました。季節は春を過ぎ、初夏の陽気です。

更新しない3ヶ月間、何をやっていたかというと…、上阪徹さんのブックライター塾に参加していました!

塾の詳細は書けませんが、私が学んだことと、今後の進む方向について、今考えていることを残したいと思います。

2月時点で考えていたこと

2月には、以下2つの軸で学んでいこうと考えていました。

  • LPの原稿

  • 取材ライター/ブックライター

1つ目のLP原稿の方は、ランサーズで出品するところまでいったのですが、実は1週間程度で受注を停止してしまいました。

というのも、原稿そのものを作ることには不安はなかったのですが、LP原稿を作るにあたり必要なWebの知識や、それに基づくクライアントワークに自信がなかったんです。色々事前に調べて準備したりしたものの、お仕事をいただけたとしても、きちんと遂行できるか不安が拭えませんでした。

そうこうしているうちに、ブックライター塾の時期になりました。塾では色々と課題が出るとも聞いていたので、一旦LP原稿の出品は停止して、ブックライティングに全集中することにしました。

ブックライター塾での学び

そうして始まったブックライター塾。
公式HPにも掲載されていますが、塾は全4回+出版社の編集者さん達との交流会などで構成されています。

ブックライティングのノウハウを講義で学び、実際の仕事に近い形で課題が与えられてアウトプットし、次の講義で現役バリバリの編集者の方から講評していただける…という、なんとも贅沢な学びの場でした。

大切なのは書くことよりも、「書く準備」

本を一冊書き上げるなんて、一体どんなノウハウだろう、と思いますよね。当然、書き方を学ぶ塾なのだと思ってしまいますが、ここは違いました。

ここで学んだことの多くは、「書く準備」でした。

本一冊の文字数はだいたい10万字です。
10万字書くためには、書き方どうこうじゃなくて、「書く準備」が大切。全体の講義を通じて何度も叩き込まれました。

「準備」というのは、想定読者に合わせた内容の取捨選択・調整、取材(取材のための準備もある)、構成などのことです。これら準備が整って初めて10万字書ける、ということ。

でも、これを学んですぐに実践できるかというと、そんな簡単なことじゃない。「知る」と「分かる」、「分かる」と「できる」の間には途方もない距離がある、ということも、塾で学んだことの一つです。

書くことが好き。書くことが仕事になったらどんなに楽しいだろう。そういう気持ちでライターを目指しましたが、目が覚める思いでした。

でも、でもですね。めちゃくちゃ楽しかったんですよね。書く準備も含めて全部。ずっとこの講義受けていたい。何度でも課題やりたい。そんな気持ちでした。

多種多様な世界で活躍する「同期」たち

「異業種の面白い人々が集う」とは聞いていましたが、本当にその通り。さまざまな業界から、年齢も経歴もさまざまな人が集まっていることに改めて驚きでした。

普段、大学関係以外の人とつながることがほとんどないので、バラエティに富んだコミュニティにめちゃくちゃ刺激を受けました…!

さらに、プロライターとしてすでに活躍されている方もいらっしゃって、これまでどんな風にキャリアを積んできたのか伺ったり、私の今の状況だと何から始めればいいかといったアドバイスまでいただけたりして!

申し込み前は、私にはまだ早いかな…と考えていた部分がありましたが、今年、思い切って参加したことは、本当に価値があったと思います。

人見知りの私ですが、この貴重な出会いをこれからも大切にしていきたいと思っています。

編集者の方達との交流

この塾の特徴だと思いますが、塾の中で複数回、出版社の編集者の方との交流の機会があります。普通なら絶対に知り合えない方達に、質問したり、模擬取材させていただいたりできるのです。すごくないですか…?

Xでフォローしていた編集者の方がゲストで来られて、まさかの同じグループで質問させていただけたりしました。ファンミーティングでアーティスト本人と話せたみたいな、そういうことでしょうか。

この日は興奮していて、話していた時は自分でもちょっと何話しているかわからない感じになっていたと思います…。(でもこれも講義の一環なので、しっかり録画してあって、後で文字起こしで復習するのですよ。自分の話している部分だけは飛ばしてしまいたいくらい恥ずかしいです…)

仕切り直して、編集者のお仕事についてです。編集者は、本を企画して、著者やライターとともにそれを形にしていきます。

一方、ライターが始めの仕事を掴む一番の近道は、自分で企画を立てて持ち込むことだそう。

編集者の方との交流会や模擬取材で、どういうことを考えて企画を立てているのかをたくさん伺ったので、この貴重な経験を、今後の自分の企画に生かしたいところです。

また、編集者や出版社にもさまざまな個性があって、ライターと相性が合う場合・合わない場合があるので、自分の企画が通りそうな出版社や編集者さんに提案しないとだめなんだ、ということも知りました。

今後の目標

編集者さん達の話を聞いて、自分でも本の企画を考えているうちに、編集者として働く道について考えはじめました。

自分が書く前提だと、テーマが大学とか留学とか、「私がライターである理由」が必要なので、企画できる範囲が狭いのです。そういう制約なしで本の企画を考えてよければ、アイデア自体は結構浮かんでくるんだけど…(そのアイデアが使い物になるかと聞かれたら正直分かりませんが!)

実際、編集者とライターはとても近い存在なんですよね。編集兼ライターという肩書の方もよく見かけます。

というわけで、直近の目標は、「編集者になる」です。
(え、唐突過ぎるかな…大丈夫…?)

フリーライターを目指していたはずなんですが、編集者は基本的に出版社に勤める会社員です。なので、「フリー」は一旦おあずけ。

編集者として経験を積み、出版業界について勉強しながら、ライター活動を続けていこうかと考えています。

編集者の未経験での中途採用はあまり多くないのですが、あるにはあります。地道にトライしていこうかなと。

ブックライターとしては、まずはとにもかくにも取材ライターとしての実績を積むことが必要なので、取材ライティングの仕事を取るべく、自前でのインタビュー記事作成を計画中です。書いたらnoteでシリーズ掲載したいと思っています。

さいごに

ブックライティングの話をずっと書いてきて、もう終わろうとしてしまいました。

あれ、LP原稿の方はどこ行った?

LP原稿とブックライティングについて学びたいと言った時、ApCの学長から「ライティングの中でも両極端な分野だけど大丈夫?」って言われたことが今ようやく分かりました。

LP原稿は、物やサービスを売るための文章。本は、読者に役立つ情報をわかりやすく届ける文章。真逆とはいかないまでも、目的が全く違うのです。

結論から言って、私が楽しくてしかたないと思えるのは、ブックライティングの方でした。初めての1万字原稿も、夢中になってほぼ1日で書き上げた。

私が進むべき方向は明らかです。

ApCでせっかく学んだから…という気持ちが最後までありましたが、ブックライター塾を終えて、やりたいことがはっきりしたので、LP原稿の出品はさっき取り下げました。すっきりした!

ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後もライター奮闘記続けますので、覗きにきていただけると嬉しいです!


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