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ゲームプランナーがうまく会議を進めるための小ワザ

こんにちは。なるぴーです。
前回の記事では、「タスク管理の小ワザ」についてお伝えをしました。

ゲームプランナーとしてのウデを磨いていくあなたができた方がよいことは何でしょうか。
最新のゲームに詳しいことでしょうか。
「荒野行動」と「PUBG」の違いについて端的に述べられることでしょうか。

上記も大事です。
でも本日お伝えしたいテーマは「会議のコツ」です。
ゲームプランナーが直面する「仕様共有会」を例にみていきましょう。

おすすめの読者
企画の起点となるプランナーの方
会議がうまく進められない/思ったのと違う着地になってしまう方
会議後に仕様の巻き戻りが発生して、しょんぼりしてしまう方

そもそも会議とは?
「時間内に」「特定のテーマに対して」「関係者が集まり」「情報共有/相談を行い」「次にやるべきことを明らかにする場」と私は考えます。

なぜ会議のコツが必要?
ケースとして、ゲームプランナーの方は特に「仕様共有会」で会議の主幹になることがあるでしょう。あなたが自分一人でゲームづくりをしていない以上、チームの他のメンバー(=それはエンジニアやデザイナー)に依頼する必要があります。

依頼する上で、会議のコツを知らずに情報がうまく伝わらないと
・実装に抜け漏れが出てしまう
・意図したことと異なる実装になってしまう
などといった品質や納期へ悪影響を及ぼす可能性があります。

ここでは「会議前」「会議中」「会議後」の3つの時間軸でやっておくといいことの小ワザを紹介します。

会議前にやっておくといいこと
①企画概要をキーパーソンとすり合わせておこう
仕様共有会であるあるなのが、共有の場だと思ったのに、議論が発生してしまい、仕様を考え直さないといけない、のようなケースです。

「そんな構造になっていないから、むずかしい」
「それでは工数がかかりすぎて、期間内におさまらない」
「◯◯という条件の場合、どうするのか」
こんな会話が出てくるでしょう。
でも、大丈夫です。これは進め方で改善ができます。

まず、事前に少なくとも「上司」「他職種のマネージャー」にやりたいことを事前に伝えておきましょう。担当者が決まっていれば、その担当者にも資料を展開し、懸念点などあれば教えてほしいと伝えておきましょう。

②アジェンダをつくり、前日までに資料を展開しておこう
あなたが持っている情報量と会議に参加するメンバーには情報の差分があります。事前に少しでも情報量をすり合わせておくのがポイントです。
※なので、会議5分前に展開などは読み込む時間が足りないため、基本NG

そんなときに役に立つのがアジェンダです。
「アジェンダ」とは?はここでは細かく説明しませんが、会議を進める上で役立つ資料です。

アジェンダに記入しておけばよい情報がコレです。
型をつくり、統一フォーマットにしていきましょう。

◆日時/場所
→MTGの時間と場所

◆参加者/欠席者
→誰がいて、誰がいないのか。会議を始める前に全員いるか?のチェックリストの役割になります。

◆目的
→このMTGの目的(=終わったときにあって欲しい状態)は何か。共有なのか、相談なのか、ブレストなのか、をはっきりさせておきましょう。
たとえば、
【共有】【なるぴー→全員】施策◯◯の共有
【相談】【なるぴー→エンジニア】機能▲▲の実装方法について
など、共有なのか相談なのかを明確にし、誰から誰へのコミュニケーションなのか、も書いておくのもおすすめです。

◆議事メモ
→会議中のメモを書く場所。使い方は「会議中にやっておくといいこと」で紹介します。

◆ネクストアクション
→会議中に発生した次やるべきことを書く場所。詳しくは「会議中にやっておくといいこと」で紹介します。

会議中にやっておくといいこと
さて、会議スタートです。
職種によって欲しい情報は異なるので、必要に応じて「ここはデザイナー(エンジニア)さんに聞いて欲しい」と一言挟みつつ、説明をしていきましょう。
---説明タイム---
説明が終わった... さてここからが勝負です。
質問タイムになります。

先ほどつくったアジェンダに以下を記入していきましょう。

◆議事メモ
→一言一句漏らさずでもOK。仕様の抜け漏れや、検討事項など後々にアクションが必要なものをメモしておきましょう。

◆ネクストアクション
→これがとても大事。[いつまでに][誰が][なにをするのか]を明らかにすると、後々のやるべきことががわかり、進めやすくなります。
たとえば、
[01/31][なるぴー]機能▲▲について再検討し、再度共有する
[01/31][エンジニアA]機能△△の実装が可能かを調査する
などです。

これを会議の最後の1~2分で参加者と合意しておきましょう。

会議後にやっておくといいこと
自分の進捗は自己管理するとして、ポイントは他メンバーのネクストアクションの状況の確認です。必ず進捗チェックをしていきましょう。

いかがでしたか。
今回は「会議のコツ」についてお伝えをしました。
ポイントは、「会議の事前に関係者へ情報共有」「会議の事後にネクストアクションを明確化」です。これを行うことで、コミュニケーションの認識違いをグッと減らすことができ、結果品質アップへの時間を確保しやすくなるでしょう。

それでは現場からは以上です。


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