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エビカツサンド

某月某日

朝さんぽがてら、駅前でサンドイッチを買っていく。平日の朝限定で小さい机にサンドイッチとおにぎりを並べて売っているのを前々からチェックしていた。気になってはいたものの今日が初購入。朝食用にエビカツサンドを選んだ。

辛子マヨネーズを塗った耳つきのパンに、エビカツと、たっぷりのレタスと、卵ペーストが挟んであった。すっごいおいしい。このサンドイッチを楽しみに朝早くから働く人もいるんじゃないかなと思った。またあそこの朝ごはんを食べたい。

某月某日

花屋さんに行った。と言っても花屋さんに行くのは人生で数回目である。「母の日」にまいばすけっとで買い物をしたらカーネーションを一輪もらって(女性客全員に配っていたらしい。すご)、それから1週間から10日くらいおきに、一輪だけ花を買って飾るようになった。

吸い込まれるように深い青色のガーベラがあったのでそれにした。茎の断面まで真っ青だった。一輪挿しに活けて、じっと見つめてみる。うちの中に、また好きな場所ができた。

某月某日

Instagramのリール動画で「私服のセンスが中2で止まっている彼氏」シリーズを発見する。スーパーサイズミーの西本がやっているやつ。ぐしぐし笑いながら動画を漁る手が止まらない。

「中2男子」の解像度が高すぎる。ショッキングピンク。袖口のチェック柄。情報量が多すぎるプリントTシャツ。妙にジャストフィットなパンツ。数ある服のなかでなぜそれを選んだのだと嘆きたくなる。女友達と「おしゃれでなくていいから変に柄とか取り入れようとしないでほしい」と熱烈な議論を交わした、あの夜を思い出した。


20230605 Written by NARUKURU

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