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過去から今、そして未来へとつなぐこと

2022年1月15日「ブローハン聡さん&蛯沢光特別講演会」
in おかざき(愛知県)がありました。

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昨年末開催された、日本子ども虐待防止学会学術集会第27回かながわ大会児童虐待防止学会にてお二人は出会ったそうで、今回ブローハンさんと、蛯沢さんとで講演会とブローハンさん出版記念を兼ねて一緒に行うという運びになったそうです。

▼ブローハン聡さん書籍はこちらから

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講演会では、書籍の中身とまでは言えませんが、ブローハンさんの生い立ち、それから誰と出会って、何を感じ、今まで生きてきたかをお話しされていました。児童養護施設で育った経験を生かし、社会的養護下のこどもたちをサポートするお仕事もされているようです。

児童養護施設、社会的養護などについては下記youtubeチャンネルが参考になると思います。(ブローハンさんも出演されています。)



コロナの影響もありましたが会場には約40名の方が参加してくださいました。

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ブローハンさんと同じく、蛯沢光も児童養護施設で育っていて、に、後半で「子どもの権利」や「子どもにとってよりよくするには」などで短い時間でしたが「実際にどう実践していくか、行動していくかを」お話しされていました。


子どもにとって最善とはなにか?

子どもの権利は1989年の国連総会において採択されて、1990年に発効しました。日本は1994年に批准となりました。また児童虐待相談対応件数を数え始めたのは平成2年(1989年)まだこの段階では年間1000件程度でした。

児童虐待とは英語で
Child abuse
または
Child Maltreatment

と言われています。子どもに対して、

「権利の濫用」や「不適切なかかわり。」という意味です。

児童虐待という言葉と少し意味合いというかイメージが異なる気もしますし、少し強烈かなと個人的には感じます。受け入れたくないというか。

話がそれましたが、会場で話に上がったのは、

例えば、保護された子どもたちが、児童養護施設(家庭的養護)か里親(家庭養護)どちらで育つのが良いのだろうか。国際的な流れは・・・里親など家庭に近い育て方のが良い・・・などというような議論になりやすいのですが、そうではなく、その判断を大人がしていくのも重要ですが、「子どもがそれを望んでいるのか?」ということ。

子ども自身が、言葉や感情をうまくコントロールできなかったり、いろんな背景や理由で言えないし、わからないし、判断できないかもしれません。それでもそういった姿勢や在り方が必要かと思います。

「これでいい」ではなく、「これがいい」に近づけていく。

ということが必要だと改めて感じました。

子どもの権利ってなに?


「子どもの権利条約」子どもの権利は大きく分けて4つあり、

生きる権利

育つ権利

守られる権利

参加する権利

この権利を適切に扱っていきましょうということが、根底の共通理解とした上で家庭でも、地域でも社会でも形成されていく必要があると思います。
児童虐待はいわゆる、これらの権利が不適切に扱われてたり、不当な扱い(暴力や環境)を受けているということになります。

一人一人が守られる社会へ

後半は僕も登壇させていただき、3人のフリートークをしながら、会場のみなさまから質問などいただいてお話しさせていただきました。

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僕は養護施設に入所しませんでしたが、ブローハンくんと重なることも多かったです。何らかの理由で国が子どもたちを社会の子ども、宝だとして保護し、守っていくのはもちろん重要です。

子はたからプロジェクトも活動を始めて6年になりますが、子どもが不当な扱いを受けないよう、最善を尽くしていきたいと思います。そのような在り方や文化を育てていくために、児童虐待(子育ての中で起きた事象)の調査や問題提起をしていくと共に、地域にどういった考えや思い、道具などが必要なのかを伝え続けていかないといけないなと思いました。


サポートを糧にもっと面白く楽しくなるような創作や活動に変えていきます!(子育て支援・児童虐待予防、子どもに関わる分野での活動資金やえほんなど創作活動に当てていきます。)