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私はかなり保守的な価値観を持っているようだ

 先日友人と電話で話していて、ジェンダー及びトランスジェンダーについての話題になりました。そこでその友人(男性)が昔から男性的な価値観を押し付けられるのに抵抗があった、という話を聞いて、私にはそういう抵抗はなかったな、と気づきました。
 例えば私は、林業を始めたことで体力がついて、以前より筋肉もつきました。筋肉が付きにくい体質なのか、ボディービルダーみたいな筋肉はついていませんが、事務職をしていたときよりは背筋が盛り上がり、胸筋がつきました。私はそのことに肯定的な感想を持っていました。
 それは、私が「男性的=力強い」というステレオタイプな価値観を内面化して、かつその価値観に肯定的であるたことを意味しています。

 また、その友人と話していて、その友人が知っているある若い人がオーバードーズ(過剰服薬)で亡くなったという話題が出た時、とっさに浮かんだ感想が「勿体ない」でした。
 どう勿体ないかというと、今の日本は年齢別人口分布が逆ピラミッドで若い世代が少なくなって、出生率も下がっているのに、その上で若い人が亡くなるということは子どもが生まれる可能性が一つ失われたということで、そのことを私は「勿体ない」ととっさに評価したのでした。
 このことから、私が「男女は結婚し子どもをつくることがよいことだ」という価値観及び、「国体を維持するために国民は子どもを作るべきだ」という価値観を持っていることに遡行的に気づきました。

 今まで私はそうしたことを意識していませんでしたが、友人と話してそうした話題になった時、とっさに上記のような連想をしたことから、自分が非常に保守的な価値観を持っていることに気が付きました。それはまるで相手を鏡のようにして、私の価値観が映し出されたようでした。

 
 私は自分が進歩的な考えを持っているとは思っていませんでしたが、ここまで保守的な価値観を持っているとも思っていなかったので、我が事ながら少し意外に思いました。



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