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手術当日。麻酔にビビる!そして、最近はそんなこと言うの!?

何度も書いていて繰り返しで申し訳ないけど、ワタクシの右膝、
30年前に膝にある4本のうちの前十字靭帯と内側側副靭帯という2つの靭帯を損傷している。
時間もたって、ボロボロになっていて、再度、自分の腱を移植して、再建するのが今回の手術。まあ、歳を重ねてきているのもあって、靭帯だけでなく、半月板も、もしかしたら軟骨までもイッちゃってるかも? という感じ。
ついでに30年前のボルトが2箇所に入っていて、そのボルトを抜くのか、抜かずに横にまた新たに通すのか。。とか、移植する右膝の腱が使えるか、使えない場合は左膝のものを使うとか、前日にいろいろ説明を受ける。
まあ、諸々あけてみないとわからないってことだ。

私としてはどんな方法でも、今のしんどい状態より良くなってくれればいいので、方法論は先生にお任せするしかないのだが、唯一のお願いは、傷をとにかく綺麗に縫ってほしいということだけだったw
ただ、半月板や軟骨までが相当いっちゃっていたら、入院が長くなってしまうのでそこが心配ではあったけど。

しかしながら、何より怖かったのは麻酔だ。何個か前の記事にも書いたがそれはそれはビビらされる説明を事前に受けたからだ。

当日の朝6時に起きて、まずは浣腸から。それからシャワーを浴び、8時過ぎに、手術室へ。途中、知り合いの栄養管理士さんに偶然にも会い、元気づけられる。(知り合いのお顔を見ると安心するものですね)

↑手術しない方の足には血栓リスク防止のための靴下を履く

素敵な美人の麻酔科の先生と、テキパキした看護師さんに誘導され、手術台へ。横に寝て、背を向ける。そして背中にシートがかけられる。
最初は、硬膜外腔に細くて柔らかい管を入れられるようだ。この管は大切な管で術後の痛み止めを入れていくのにも使う。
そこからまずは皮膚の痛み止めの注射を打たれる。もうその時点で心臓はバクバクでなんか痛い。
「違和感を感じたらすぐに教えてください」と言われ、脊髄にブスっと刺された感じ。硬膜外麻酔というやつだ。脊髄をおおっている硬膜という膜の外側に麻酔薬を注入し,神経を一時的にしびれさせるらしい。
ピリッというより違和感。押される感じが下半身の右やら左やらいろんなところに感じ、痛かったりもしたので、何度か位置を変えて打ち直しされたり、痛みも感じるから、量を増やされたのかな? わからないけど。
それから、脊髄くも膜下麻酔。だんだん下半身が鈍くなっていき、もう足もどこも下半身は動かせない。あとは、軽い全身麻酔で眠らされる。
30年前はブスって打たれただけの気がするから、医療は進化し、より人間の体に影響がないようにされているんだと思うが、やはり見えないし、わかんないだけに、恐怖との闘い。。麻酔って。。
↑ビビりな私。

で、もちろん起こされた時は手術は終わっている。生きててよかった。
手術自体も、最悪なケースではなく最もラクなケースだったらしい。軟骨までは触らずしてよく、半月板も少し削った程度で、あとは、前十字靭帯を再建。元に入っていたボルト2本のうち1本だけ抜き、あとは温存で難しいやり方もしなくてよかったみたい。大変にならなくて本当に良かった。

↑抜いた30年前のボルト。もう1本は温存。死ぬまで入ることに。

術後はなんだか喉が痛い。喉の痛みを抑える点滴を打ってもらい、13時ごろに病室へ。
だけど、病室へ帰ってからが大変だった。
担当してくれた看護師さんが新米で(苦笑)、お水が飲める時間になっても(めっちゃ喉乾いてる。。。)、体を起こしていい時間になってもやってこない。随分と随分と待ってやっと来てくださったなと思うと、一つずつ何かが足りず、病室とナースステーション行ったり来たり(苦笑)。水をやっと飲めたのも、飲んでいい時間からすでに2時間半経過してたw
そして、脊髄からの管(痛み止めが流れている)が痛くなかなか起き上がれない中、やってくれたことは、痛いことばっかりで。。。そこは仕方ないんけれど。彼女にはわかんないから。
とはいえ、さすがに手の甲にあった点滴注射の針の場所をやりかえる時には、不安になり担当を変えてもらった。

↑手を動かす度に針の方向が変わって突き刺さって痛いのだ。

次は大ベテランさん(のような方)が登場!
ちょっと安心してたのだが、これまた、道具の用意をするのに、ナースステーションと行ったりきたりw
え??ベテランさんだよね? と不安になりつつあった時に、
『何でも100%成功がないように、この針も一発できちんと入るかわかりません』
的なことを言われた。。
え???え???え???? そんなことはじめて言われたんだけど。
最近はそういうの言うの当たり前なの???
いやいや外来でも言われたことない。。。。言われても「痛いかもしれませんよー」くらいだ。
って考えているうちに、老眼鏡をかけられた。(私も目見えませんが。。。)
いやいやいやいや、怖いでしょーーーーーーー!!ストップストップストップ!!
この点滴用の針、1日以上つけておく針なので場所によっては痛いし、失敗してほしくない。。。すでにその時点で手の甲にあってずっと痛かったわけで。。
「私、腕がないけど手術しますが失敗しても知りません」
って言われているようなもの。
患者に不安を与えてどうするんだ!
リスクヘッジのつもりかもしれないけど、伝え方が他にもあるだろう。

ということで、本当にホントに申し訳ないのですが、またもや変わっていただいて、次の看護師さんはテキパキとするっとやってくれたので事なきを得たのだけど・・・。

↑手首にやりかえることに。

そして、私の病室は、術後すぐくらいの方、私と同じ日に手術の方、いつ手術に入れるかわからない方(結局20時くらいから行かれて戻られてきたのが24時くらい)で、私以外は高齢者の方ばかりで、みんなしんどそうで、いろんな声やらなんやらが聞こえてきていて、私のしんどさはその方々に比べたら全然軽い方かもしれないけれど、なんだか壮絶な部屋だなあと考えながら、脊髄からの管の痛みに耐えた1日だった。

↑術後すぐはこういう装具。


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