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使える性格テスト「制御焦点」

まだまだ寒いですねー。
明日は立春らしいのでそろそろ寒さも和らぐ・・・と良いなぁ。

なんとなく興味が向かったので前回の記事の続き(?)。
前回記事(独立してるので読まなくて良い)↓

「制御焦点」とは人の行動の動機には、
「促進焦点(前回記事では「攻撃型」)」と
「防止焦点(前回記事では「防御型」)」の2つがある、という理論です。
調べてみるとあまり攻撃型、防御型という表現では見られなかったのでこちらの書き方にしています。

人は状況や環境によってどちらの焦点も使い分けているらしいので「いつも促進焦点!」「いつも防止焦点!」ということは無いんですが、ニュートラルな状態ではどちらかに偏っているのが普通とのこと。
前回記事の本では普段「促進焦点」に偏ってる人を「攻撃型」、「防止焦点」に偏ってる人を「防御型」としていたと解釈することにします。

一応、前回記事の「科学的な適職」の中のワークでできるんですが、
それ読んでないけど、自分はどっちに偏ってるのかなって方は「制御焦点 テスト」などで検索してみて下さい。

せっかくなので、なるべくバイアスがかからないように先にテストしてから読みすすめることをおすすめします。性格テスト面白いですよね〜

大丈夫ですかね?
続きます。

◆ 結論です

自分の焦点の傾向が分かればやる気スイッチ(古い)が見つかる(かもしれない。)
普段「促進焦点」に偏ってる人は「成長」「前進」を実感するとよりモチベートされる。成長を求める。褒められたら頑張る。
普段「防止焦点」に偏ってる人は「損失」「責任」を実感するとよりモチベートされる。安心を求める。諭されると頑張る。

◆ 制御焦点とは

「制御焦点」とはHigginsという心理学者によって1997年に提唱された心理学の理論です。
それまで人は「快い」と思ったら行動し「不快」と思ったら避ける、という行動指針だと分析されてました(かなり雑)。

ところが、嫌だと思っても行動して、良いなと思っても行動しないパターン結構ありますよね?その行動を説明するのが「制御焦点」という理論です。

「促進焦点」は人が(ハイリスク・)ハイリターンな行動を取りやすく、
「防止焦点」は人がローリスク(・ローリターン)な行動を取りやすい
「状態」のことです。
人はこの焦点によって判断し、動機づけされて行動します。
この焦点は人に決まったものでなく、望遠鏡やカメラのレンズのように状況に応じて動かしてます。

例えば会社の面接やインターンでリーダーシップをアピールするためにファシリテートするなど妙にはりきる人、いましたね。自分はそうでした。
そういう人たちが会社に採用されて入ってきているはずなのに新人研修中、講師に当てられないようにスン・・・。としてるの、よくみた。

同じ人でも前者は促進焦点の状況、後者が防止焦点の状況です。それぞれの状況環境で行動が変わってくる、というのが「制御焦点」になります。

何でもそつなくこなす、いわゆる要領のいい人はこの焦点を目標に合わせるのがうまかったのかもしれません。
一方、近視や遠視の人がいるみたいに合わせたい目標に焦点を上手く合わせられない人がいるのもやむなしですね。うん、やむなし。

◆ 活用方法

「攻撃型(促進焦点に偏った人)」「防御型(防止焦点に偏った人)」それぞれをモチベーションタイプと捉えてやる気ないときにやる気を出す(モチベートする)方法を見つけるヒントになるかも。

攻撃型は目標達成から得られる利益を求めるタイプ。自分の成長や進歩を実感できることにモチベートされる。
効率を追い求める。
つまりやる気でなくなったら成長実感が足りないのかもしれない。
自分の成長や進歩を実感するために自分の能力を確認しやすい環境に身を置くとか、実力の近いライバルや認めてくれる師匠の存在とか。自分の成長を記録して可視化するとか。

防御型は目標達成は「義務、責任」と捉えるタイプ。
「目標だから」で頑張れるタイプ。自分を安全圏においておくことにモチベートされる。
つまりやる気でなくなったら多分危険を感じてるかもしれない。どうすれば自分を安心させられるかが大事。
共犯者利害関係を共にする仲間を作ると安心感が増すので頑張れる。

◆ naruhayaは攻撃型

恥ずかしさもあってあまり自分のことを書かずにいたいんですが、せっかくなので置いておきます。細かいの苦手。正確さより早さそして効率。褒められると頑張る。

というわけでnaruhayaはライバルを作るといいらしい。
同じプロジェクトに同期がいると仕事捗っていたような。というわけでライバルと上手くなりたいこと探します。
俺より強い奴に会いに行く。

今回はこれにて。バィ_(・ω・_三_・ω・)_バィ

◆ おまけ

割とよくある話ですが、調べてみると実は本のなかの制御焦点の説明は厳密でないです。
ですが、心理学の教科書でもなく、全然実用に耐える解釈だと思ったのと、微妙に表現が違うのも合わせて…うまく解釈して下さい。

論文では攻撃型、防御型という表現でなく、実験の条件として促進焦点となる状況と防止焦点となる状況に被験者を置いてそれぞれでの条件下で実験してる点に気をつけて下さい。
攻撃型は性格的にもともと促進焦点に、防御型は性格的に防止焦点に置かれている人、という仮定での考察のものになります。

促進焦点は,挫折や失敗から回復する“レジリエンス”が 優れており,一方で,防止焦点は,解決不可能な課題が混在した文脈での課題パフォーマンスが優れて いることが示唆された。

引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/66/4/66_287/_pdf

これを根拠に「防御型は答えのない系の問題(=仕事?)が得意」で「攻撃型はメンタルの回復力高め」って書こうとしたけど、やめた。ぽいとは思う。

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