SORACOM Discovery2023に行ってきた:IoTのユーザー体験をいかにしてあげるか

SORACOM Discovery2023に行ってきたシリーズ
「IoTのユーザー体験をいかにしてあげるか」
です!
事例登壇いただいたピクシーダストテクノロジーズさんが開発した製品、kikippa(ききっぱ)についてお話しいただきました中で、とても興味深い内容がありました。

IoTとネットワーク接続

kikippaは通常のテレビの音をガンマ波サウンドに変調した音を出すスピーカーで、聴覚を刺激するというものです。
よく、クラシック音楽を聴くと、脳にアルファ波が出てリラックスできると言われますが、よく似た現象として40Hzという周波数の音や光の刺激を受けると、脳内に40Hzの波長を持った脳波がでるという報告に基づき開発された製品とのことでした。
この製品がよく考えられているところは、ユーザー体験をあげるためにSORACOMさんのネットワーク接続を活用して、ユーザーに操作を求めないことでした。
もちろん、テレビとスピーカーそのものを接続する必要はあるものの、もともと高齢者向けに開発された製品ということもあり、自宅ネットワークへの接続作業などが不要となるように考え抜かれています。

本当に面倒なIoTデバイスのネットワーク接続

もともと私もガジェット好きですので、自宅にIoTデバイスは比較的転がっている方かとおもいます。
製品名は伏せますが、毎回面倒だと感じるのが、IoTデバイスと自宅のWiFiアクセスポイントへの接続です。
ほとんどのケースで、IoTデバイスの電源を入れたら、まずはスマホからIoTデバイス側のアクセスポイントに接続。
その後、自宅のWiFi設定情報をスマホから入力してようやく設定完了となります。
こう書くとそれほど大変ではなさそうですが、やってみると本当に面倒なのです・・・。

SORACOMさんはIoT向けSIMに強い

SORACOMさんは、IoTデバイスをネットワーク接続するための、SIMを商品として出しており、これを活用することで設定不要を実現されたということです。
実際に、SORACOMさんのIoT向けSIMは、すでに500万回線を突破しており、様々なラインナップがありました。
IoTデバイスとネットワーク接続は軽視できないほど密接な関係にあることが伺えます。
本当に必要なサービスの開発に専念できるよう、活用していくのはとてもいいのでは、と感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?