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#114 どまつり回想録 一次審査③グループ(第24回にっぽんど真ん中祭り・市街地開催編)

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物事を斜めにしか見れないって
ある意味、素直ってことじゃない?

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9月の花火大会を見るといよいよ夏の終わりを感じずにはいられませんね。とはいえよさこい関係の祭は秋が本番といっても過言ではないくらい、全国各地でたくさん企画されてる模様。相変わらず台風との戦いはあるけど、どの祭りも気持ちよくリスタートが切れるといいですね☆

秋の夜長の回想録、今回もやっていきます。
前回の②グループ回想録はこちらからご覧ください。

それでは③グループです、どうぞ。
どうぞどうぞ。

<③グループ> 8/27(土)12:10~13:05
福井大学よっしゃこい
岩倉鳴子おどりの会五条川桜
栄deハシゴ酒チーム
魂響
傾起
侍 前田利家ONDO・舞人
歓喜団
関学よさこい連 炎流
肥後真狗舞~九州がっ祭~
東京農業大学YOSAKOIソーラン部 大黒天
Nostyles

【N予想】
1位:関学よさこい連 炎流
2位:福井大学よっしゃこい
3位:肥後真狗舞~九州がっ祭~
4位:歓喜団

【S氏予想】
1位:肥後真狗舞~九州がっ祭~
2位:傾起
3位:関学よさこい連 炎流
4位:福井大学よっしゃこい

【M氏予想】
1位:関学よさこい連 炎流
2位:肥後真狗舞~九州がっ祭~
3位:傾起
4位:Nostyles

【D氏予想】
1位:関学よさこい連 炎流
2位:東京農業大学YOSAKOIソーラン部 大黒天
3位:肥後真狗舞~九州がっ祭~
4位:傾起

【H氏予想】
1位:関学よさこい連 炎流
2位:肥後真狗舞~九州がっ祭~
3位:侍 前田利家ONDO・舞人
4位:Nostyles

<公式結果> 
1位:関学よさこい連 炎流
2位:侍 前田利家ONDO・舞人
3位:傾起
4位:肥後真狗舞~九州がっ祭~

ここも4/5が予想した関学よさこい連 炎流が順当に1位通過。
ほとんどの人がノーマークだった侍 前田利家ONDO・舞人が久々の2位に。
3位にはこの中では比較的新しいチームの傾起がランクイン。
全員が予想に推していた肥後真狗舞~九州がっ祭~が4位入賞でした。

<関学よさこい連 炎流>
今回のエンタメ系作品では全チーム中トップのインパクトがあったんじゃないでしょうか?競馬場→炎流ダービーという地域性もありつつ、演舞としての文字通り疾走感やダンス性もしっかりとありながら、衣装も可愛く、ストーリー展開も内容があって面白い。子供から大人まで、よさこいに親しみの無い人でも非常に楽しめる作品になってますね。
今回のどまつりの審査傾向とは相性が良くなかったかもしれませんが実力派十分。こいやで大賞に輝いたのも誰しも納得の結果だと思います。

<侍 前田利家ONDO・舞人>
筆者の記憶の限りでは久しぶりのセミファイナル進出だったのではないでしょうか?衣装の袖を大きく使ったダイナミックな振りと、ファミリーチームの年齢層をうまく活かしたパート構成と色分け。特に緑色の部隊の振り付けがかなり激しくてノリノリで、見ていて非常にインパクト大でした。大幕や大道具がなくとも踊りと構成だけでしっかりと観れる、ファミリーチームのお手本になる様な作品でした!

<傾起>
世代の少年ジャンプ愛読者にはお馴染みの武将(笑)でもある「前田慶次」をテーマにした作品。センタートップの慶次役の踊り子さんの動きがホント激しい!それに負けないくらい踊り子全体の動きも激しく、大きな舞台装置や道具はなくとも、隊列構成と旗、MCでしっかりストーリーと世界観を表現できていたと思います。人数が少ないのは仕方ないですが、もう少しステージを大きく使える構成で見た目の印象を変える事もできた気もします。今後に期待大ですね。

<肥後真狗舞~九州がっ祭~>
この規模感とこの演舞内容で4位か~!と思ったのが正直なところ。今回の踊り子声出し禁止ルールによるデメリットがかなり響いたと思えるチームの一つ。MCを4人構成にして可能な限り会場に声を届けていたと思いますが、それでも全員で発する声掛け声にはやはり及ばない所がありますよね。振付自体はシンプルなものが多いですが、とにかくエネルギッシュで観てる人達をこれでもかというくらい盛り上げてくれる、古き良き若手チームといった感じですね。次回こそ制約を無くした完全版を見たいですね!

<得点結果>
N→ストライク×1、ニアピン×1(合計6点)
(塁計:ストライク×2、ビンゴ×4、ニアピン×1:23点)
S→ニアピン×3(合計3点)
(塁計結果:ビンゴ×1、ニアピン×6:9点)
M→ストライク×1、ビンゴ×1、ニアピン×1(合計9点)
(塁計結果:ストライク×2、ビンゴ×2、ニアピン×4:20点)
D→ストライク×1、ニアピン×2(合計7点)
(塁計結果:ストライク×2、ビンゴ×1、ニアピン×5:18点)
H→ストライク×1、ニアピン×2(合計7点)
(塁計結果:ストライク×2、ニアピン×7:17点)

ほとんどの人が1位に挙げていた炎流が予想通りの結果でストライク量産。
S、M、D氏がそれぞれ予想に傾起を挙げていたのはさすがの審美眼。
中でも前田利家を予想の中に入れていたH氏の慧眼たるや・・・!

上記以外にも気になったチームをいくつかコメント。

<歓喜団>
メンバー全員が日常生活にいそうなお仕事の方の格好に扮しており、まるでアイドルソングの様に明るくてポップ楽曲に乗せて、センターの女の子視点のストーリーで展開していく演舞は、3年振りのリアル演舞でも変わらぬ歓喜団クオリティ☆
人数は少なくても随所でしっかりキメる踊りと、経験に裏打ちされた構成力で観る人を飽きさせない場面展開はさすがです。とにかく演者が楽しそうに踊るので見ている側もハッピーな気持ちになれます☆

<Nostyles>
前口上も何もなく唐突に始まる踊りは、最初から最後まで急激な場面展開も曲の転調もなく、悪く言えば淡々と、よく言えばどっぷりとNostylesの世界観に浸かれる様な構成になっています。
おわら風の盆か正調よさこいを見ているかのような、他のどまつりチームとは全く違う思想で作られていると感じさせられる作品。手に持ったうちわと涼やかな着流しの衣装が見せる色合いは、パレードで10〜20分ずっと見続けているとどんどん味わいが深まりそうな演舞ですね。

エンタメから盛り上げ系まで、多種多様な③グループでした。
今まではパレードによる一次審査を経てステージによる最終審査という形式で、過去度々「審査は同じ形式でするべきだ論」みたいなものも立ち上がりましたが、いざこうしてステージのみとなると少し、物足りないというか「これがパレードだったらどう見せるんだろう?」みたいな興味は湧いてきますね。
来年以降には復活するのでしょうか?やる方は大変ですが(笑)

つづくぅぅぅ!

まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡