#161 ソーラン回想録 U40審査前編(第32回YOSAKOIソーラン祭り)
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敗者は絶望する
勝者は切望する
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さて一旦寄り道をしましたが、今回からはU40審査編をお送りします!昨年よりは時間を割けたものの、やはり全てのブロックを観れたわけではないので、ファイナル通過チームを中心に、本祭で拝見できたチームをいくつかコメントさせて貰います☆
そして予想企画のルールのおさらいですが、やはり今年もU40ブロックはファイナル通過チームの順位の発表は無かった為、通過チームを的中させた方は全てストライク(5点)GETとします。
ちなみに本祭審査⑩ブロックの予想をした前回の回想録はこちらをご参照下さい。
ブロックごとのエントリーチーム数に対して二次審査通過チーム数は少ない故に、確率としては本祭審査以上に激戦必至のU40ブロックです。
①・②まとめてどうぞ!
<U-40①ブロック>
灼熱嵐舞
札幌大学La fête
はるな座
北海道医療大学~桜雅~
幸輝
ひがしかぐら東神酔華の舞
新華☆厚別信濃
リゾンなるこ会飛鳥
湳
東海大学~祭屋~
舞 TAKANE
もせうしRIMUSE
コンサフリーク~北海道武蔵女子短期大学〜
U40①ブロックを突破したのは北海道医療大学~桜雅~とコンサフリーク~北海道武蔵女子短期大学〜。どちらも女性の踊り子が中心の、若さ溢れる華やかな学生チームがファイナルへ進むことになりました。
こた氏と工藤氏が2チームきっちり的中させて10ポイントGET。いやここを完璧に当てるの凄すぎますね( ̄▽ ̄;)
ここからは「ファイナル進出的中」しかポイント獲得ないので、加点により一気に順位がひっくり返る可能性がありますね!
<北海道医療大学~桜雅~>
かつての医療大チームの雰囲気とは打って変わって、特別に華美な装飾もなくシンプルなYOSAKOIソーランスタイルにシフトチェンジしました。とは言え楽曲のBPMは早くて、特に足さばきが非常に上手くて全体を通してスピード感のあるキレッキレな踊り!女性中心とは思えないくらい躍動感があって踊りがカッコいいチームでした。
<コンサフリーク~北海道武蔵女子短期大学〜>
こちらは桜雅とは対照的に女性の華やかさを前面に活かした、若さ弾ける演舞。人数こそかつての数よりまだ少ないままですが、前半の華が舞う様なYOSAKOIスタイルの踊りから、後半のキラキラ輝くチアスタイルへの変化を見せる定番の構成。何気に一つ一つの振りがしっかりシャープな動きで、ダンス作品としてもちゃんと映える演舞でした。
<U-40②ブロック>
誇蝶嵐
GARAN43/35°
長崎大学 「突風」
YOSAKOIソーランチーム傾徒
癸-mizunoto-
踊るBAKA!TOKYO
蝦夷YOSAKOI連 「倭屋」
水戸藩YOSAKOI連
相模祭組&加舞輪奴会
和凛-KARIN-
平取義経なるこ会
十勝港ソー乱舞
Crew鍵"ルーキー”
U40②ブロックを勝ち上がったのはGARAN43/35°と踊るBAKA!TOKYO。東京出身という共通点はあるものの、作品カラーはまるで違う2チームがこのブロックを制覇する事になりました。
予想者の多くがGARANは抜けるのでは?と予想した結果、1本は当てておく事が出来た反面、もう1チームの踊るBAKA!TOKYOを予想できた人が誰もいませんでしたね。激戦必至のブロックだっただけに予想は難しかったと思います。
<GARAN43/35°>
既存のソーランチームにない近未来感を感じる作風で、各方面にインパクトを与え続けてるGARANの2作目「cyber gauss」の集大成。精緻な隊列美、アクロバット技、小道具振りなど、筆者がどまつりで見た作品とは別次元の進化を遂げていました。このスキルレベルを維持した上での人数拡大と、観客を沸かせるノリの要素が加われば、いよいよ唯一無二の人気チームになっていくかと!
<踊るBAKA!TOKYO>
今回は各所で東京チームの活躍が目立ちましたが、このチームもその中の一つ。多分筆者がよさこいに関わり出した頃から活動されてる、大ベテランのチームですね。オーソドックスな演舞構成でありながら、新しい様な懐かしい様な…昭和レトロがtiktokで再ブレイクしてるみたいなノリの良さが伝わる作品ですね。チーム名を体で表した様な元気な笑顔が印象的です。
上記以外にも気になったチームをいくつかコメント。
<札幌大学La fête>
人数は随分と少なくなってしまった様にも感じましたが、それが影響したのか否か、作品自体は例年と違い、随分とアグレッシブな感じになった気がします。観客と一体になって盛り上がれる感じのアップテンポな作品で、衣装の色合い、背後の虹色の旗などが相まって、まるで男性アイドルグループの様なカッコ良さと爽やかさを感じました。良い進化だと思います☆
<幸輝>
今年初参加チーム・・・と言いつつも、かつて活動していた某チームの流れを汲む作風という事で、優雅でありながらどこかせつなさを感じさせる楽曲には、発信する側の言葉に出来ない想いの様な、メッセージ性を感じさせますね。人数は少なくとも、試される大地・北海道を表現しようとしている、まさにYOSAKOIソーランチーム!といった印象を受けました。
<癸-mizunoto->
本拠地がどまつり圏内のチームとしては今回唯一の審査に参加してるチームと言っていいのかな?衣装のデザインの細かさ、振付のカッコ良さも手伝って、提灯隊・太鼓隊・鳴子隊が次々と入れ替わり立ち替わり見せ場を作っていく、キメ処の波状攻撃☆楽曲がめちゃくちゃカッコいいですね!津祭り、隣県なのに随分と行けてないですが、最近はこんな感じなんですね~。
<和凛-KARIN->
劇どまで一度袖からリハ見た以来の拝見になりました。とにかくどのパートも衣装が可愛いですね☆ケモケモしたやつ、冬はよさそうですが夏は暑そう( ̄▽ ̄;)男性パートの皆様の躍動感がすごい、跳ねる跳ねる!って感じで、衣装も相まって山の民感があります。楽曲も後半に向けてどんどん盛り上がる構成で、若い人達にすごいウケそうな感じ!これから人気でそうですね☆
以上、U40①・②ブロックを振り返ってみました。
事前に予感していた通り、U40は既存のソーラン作品のカラーにとらわれない新しい作風に挑戦しているチームも多い為、そんな新進気鋭のチーム同士のバチバチな競演が見れるという点でも非常に見所満載の楽しいコンテンツですね。
何年後かに「このチームの伝説はここから始まった…」なんて振り返りが生まれる演舞がいくつもあったかもしれません。
ソーラン回想編、もうちょっとだけつづきます!
まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡