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「付言事項」って何?

「付言事項」とは、遺言書や法的文書の中で、追加的な指示や条件、注意事項などを書き記した部分のことを指します。わかりやすく説明すると、付言事項とは、遺言書や法的な文書の中で、何か追加のことを言いたい場合や条件を付けたい場合に、その内容を書いた部分です。

以下にポイントを説明します

追加の指示: 遺言書などで、遺産の分配方法に加えて、特定の人へのメッセージや願い、感謝の気持ちなどを書きたい場合に、付言事項を使うことがあります。争族などのトラブル防止に役立つケースも少なくありません。

例えば相続人が妻(配偶者)と子供の場合、遺言書で「自宅不動産は妻」に「預金は妻と子供」に分配、その際子供への遺産は、遺留分未満だったとします。このような場合に付言事項として、子供たちにむけて「お母さんには住まいやお金の心配をしないで、安心して老後を過ごしてもらいたいです。そのため子供たちの取り分はだいぶん少なくなってしまいますが、どうか理解してください。お母さんが安心して暮らせるように遺留分の請求はしないで、お母さんのことをどうかよろしく頼みますね」などとメッセージを残すことができます。

付言事項は、本文の内容を補足したり、より具体的な指示をしたりするために使用されます。付言事項においても、作成する際には、専門家のアドバイスを受けることがおすすめです。





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