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春寒や招かぬ客が言い募る

空地だった所に基礎工事が始まりあっという間に工事が進んでいます。
夕方風が冷たいのでちょっとだけ様子を見たいと道路に出たところに基礎工事の人足のような身なりの男が、声をかけてきました。
補聴器を着けていなかったので半分も分からない会話が始まりました。
初めはこのアパートの誰かを訪ねてきたのかと思って相手をしていたのでしたが、
「このアパートの屋根がめくれあがっている。俺は工事屋だから見てやる。早く治しておく方がいい」と言っているらしい。
「工事したってすぐにまとまった金は払えないよ」
と言っても、
「アパートの持ち主なら金は持っているだろう」
と食い下がってきます。
戸口をあけて自分だけ入ってしまって、帰ってもらおうとするのだがあまりに執拗なので、妻が聞きつけて二人がかりで追い返しました。
粘るのを振り切ってすぐに警察に電話しました。
「今の段階で警察が介入というわけにはいかないので『地元の工務店に頼んだ』と言って断り、それでもなお言い募ったら電話してください」
ということになりました。
いつもお願いしている工務店にも電話して屋根を診てもらうことになりました。
2024年3月2日

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