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#28 AIとAI

個人と組織の能力を最大化する伴走者
ナラティブサポートの上村です。

本日もAIの話をしたいと思います。
AIといってもAI(アプリシエイティブ・インクワイアリ―)のことです。
あまりご存知ない方もおられるかもしれませんが、「組織開発分野でAIと言えばこっちの事だろ!」とその界隈では有名、、でもなくそこまで知られていないかもしれませんね。


AI(アプリシエイティブ・インクワイアリ―)とは

AIとはAIは米国で1987年に提唱された「組織の真価を肯定的な質問によって発見し、可能性を拡張させるプロセス」とのことで、問いや探求(インクワイアリー)により、個人の価値や強み、組織全体の真価を発見し認め(アプリシエイティブ)、それらの価値の可能性を最大限に生かした、最も効果的で能力を高く発揮する仕組みを生み出すプロセスです。

具体的な大枠のフローについては次のような4Dサイクルの流れでおこなっていきます。各ステップについて簡単に説明します。

4Dサイクル

Discovery(発見)

このフェーズでは、組織の過去の成功体験や強みを発見し、共有します。方法としてはインタビューやワークショップを通じて、最も輝かしい瞬間や成功したプロジェクトについて話し合う事によって組織が持つポジティブなリソースを明確にします。

Dream(夢)

発見した強みや成功体験を基に、組織の未来について夢を描きます。理想的な状態や目指すべきビジョンを明確にし、全員で共有します。このフェーズでは、創造力とイマジネーションを最大限に活用して、組織の理想像を描くことが重要です。その際に紙や装飾物などを使ったコラージュを作成したり、即興劇で表現したりする事で、より創造的に具体的に、また参加者達が楽しんで夢を描きます。

Design(設計)

夢で描いた理想像を実現するための具体的な計画を立てるフェーズです。現実的な目標や戦略、プロジェクトを設計し、誰が何をどのように行うかを詳細に決定します。ここでは、夢を現実にするためのステップを具体化します。

Destiny(運命/実行)

設計した計画を実行し、継続的に進捗をモニタリングし、必要に応じて調整します。このフェーズでは、組織全体が一丸となって取り組み、計画を実行に移します。成功を祝うことや、新たな学びをフィードバックすることも重要です。

AI(人工知能)の活用について

私はAI(アプリシエイティブインクワイアリ―)を体験して即興劇やコラージュ作りもした事があります。童心に戻って楽しめたので今でも記憶に残っているので非常に効果的だと感じています。また製作物として残るので時間が経ってもいつでも共有して立ち返る事が出来る事もメリットだと感じています。

前回、画像生成、音楽生成AIを紹介させていただきました。
私はこのコラージュや即興劇の代わりに、発見で言語化したポジティブなリソースやそこから描く未来の形をAIを使って音楽や画像、そして将来は映像にすると面白いのではないか?そして効果的なのではないか?と感じています。

AIのプロセスではなくても、このように音楽、画像を作成するのは社内のチームビルディングや組織開発にも活用できる1つの手法ではないかと感じました。

組織開発のサポートもしております。ワークショップ形式の研修や場創りなどによる組織開発やアプリシエイティブ・インクワイアリーにご興味のある方はお問合せください。

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