むし歯って子供にとって まれな病気だって知ってました？

最近、むし歯になっている
子供はどんどん減っています。

これは、皆さんご存知でしょう

どのくらい減っているのか？
これについてお伝えしますね。

平成３０年の統計があります。

一人平均のむし歯（う歯）数の
３歳児、と１２歳児の統計が
グラフに記されています。

この統計によると３歳児の
平均のむし歯の数は、
なんと0.54本なのです。

12歳児でもわずか0.84本です。

12歳までの子供のお口には
一人当たり1本以下しか
むし歯はないということになります。

うそでしょ？うちの子には
いっぱいむし歯があるのに・・・

私たち歯科医師は毎日
むし歯の治療をしています。

私たちの実感としても
毎日むし歯の治療をしていると
これが現実だとは信じられません。

しかし、これを毎年実感する
機会があるのです。

私は高校の歯科校医を務めています。

高校の歯科検診に毎年伺います。

毎年、感じることですが
学年が上がるにつれて
検診の時間が長くかかります。

高校１年生の検診は予定より
早く終わることがほとんどです。

なぜでしょうか？

ほとんどの学生さんの口の中に
むし歯がほとんどないからです。

それに比べると高校３年生の
検診は時間がかかります。

それはむし歯や治療の痕が
多くなるからです。

高校入学以降の生活で
むし歯は増えていく

同じ報告書の中で興味深い
統計があります。

12歳児のころまではむし歯が
とても少なくなってきましたが
歳をとると昭和の頃と変わらないのです。

なぜでしょうか？

欧米のように定期メンテナンスが
普及していないのが要因だと思います。

高校生以上の方にはメンテナンスの
重要性を伝える必要があります。

保険診療で歯周病の重症化の予防
安定期治療が保険に導入されました。

歯周病自体や歯を失うことで
全身の衰えや病気が起きることが
はっきりとわかってきました。

お子様のお口の成長も大切ですが
メンテナンスを継続することを
伝えていただきたいと思います。

むし歯が減ったことで子供達の
お口に重大な問題が起きています。

えっ？むし歯が減るのは
いいことじゃん？

確かにむし歯が減るのは
良いことなのですが
喜んでばかりはいられないのです。

その理由は次回お伝えしますね。

間違ったコロナ予防が
子供を病気にしてしまう！？

コロナ感染を恐れるがあまり
子供の健康を損なってしまう
誤った予防をしてしまっている

そんな事実があるのです。

近いうちにオンラインの
セミナーで皆さんに
お伝えしたいと思います。

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